累計発行部数540万部の人気マンガ「亜人」が、俳優の佐藤健さん主演で実写映画化することが4日、明らかになった。監督は「踊る大捜査線」などを手掛けた本広克行さんが務める。佐藤さんが演じるのは、事故をきっかけに自身が不死身の新人類・亜人であることを知った研修医・永井圭。佐藤さんは「まだクランクイン前ですが、これはうまくいけば相当極上なエンターテインメント作品に仕上がるのではないかと手ごたえを感じています」と話している。
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「亜人」は、桜井画門さんが2012年に「good!アフタヌーン」(講談社)で連載を開始した人気マンガ。トラックと衝突して死亡したことで、不死身の新人類「亜人」であることが発覚した研修医・永井圭(佐藤健さん)は、懸賞金目当ての人々や警察に追われる身となる。そんな圭に、同じく亜人のテロリスト・佐藤が手を差し伸べるが、国家転覆を謀る佐藤に、圭は加担することができず……というストーリー。
佐藤さんは「2年ほど前に今回のお話をいただき、すぐに原作を読みました。一読者として楽しませていただいたのはもちろん、この作品を映画化したいと思いました」と、映画の話をもらった当時のことを振り返ってコメント。佐藤さんはマンガ原作で大ヒットした「るろうに剣心」の主演を務めているが、「マンガ原作の実写化は賛否両論あるものの、もはや今の時代を象徴しているようなところもあり、避けては通れないものだと感じています」とマンガ原作の作品への思いも明かした。
今回、佐藤さんと初タッグを組む本広監督は「佐藤さんはずっとご一緒したいと思っていた役者の一人で、クールで達観したように見えていて、実は熱いものを秘めている感じが、本作の主人公にぴったりだと制作陣と満場一致で決定しました」と主役抜てきの背景を明かした。さらに「“絶対に死なない男のアクション”を追求して、皆さんに驚いてもらえるような、アクションの枠を超えた世界初の映像体験をお届けしたいと思っています!」と意気込みを語った。
映画は11月に撮影を開始し、2017年夏に完成予定。
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