お笑いコンビ「矢野・兵動」の兵動大樹さんが1月1日放送のラジオ特番「兵動大樹の十番勝負!兵動大樹と浜村淳」(ABCラジオ午後3時半〜4時半)に出演。ライバルのMBSラジオで、43年にわたって週6日朝の生番組「ありがとう浜村淳です。」を続けているパーソナリティーの“レジェンド”浜村淳さんを迎えて、“パーソナリティー道”を学ぶ。浜村さんがABCラジオに出演するのは19年ぶり。
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特番は、「人志松本のすべらない話」(フジテレビ)などで活躍する兵動さんが、笑いやおしゃべりに対してストイックなあまり、リスナーとの距離感がつかめていないと感じていた番組プロデューサーが、関西のラジオ界のレジェンドたちに教えを請うために企画。第1弾は関西の深夜ラジオで活躍した「あのねのね」の原田伸郎さんを迎えて、「ラジオパーソナリティ帝王への道! 兵動大樹の十番勝負その1」が10月7日に放送された。
今回はその第2弾として、兵動さん自身が「ABCラジオでは無理かもしれませんが、元日に特番をさせてもらえるなら浜村さんと話をしてみたい」と希望し、プロデユーサーも27年前の学生時代に他局のラジオ番組でアルバイトをしているときに、浜村さんから声をかけられた思い出があることから出演をオファーし、19年ぶりの出演が実現したという。
番組では、「兵動大樹さんとラジオをやる日を楽しみにしていた」という浜村さんが、「兵動大樹の名前は戦国時代の武将のよう」「大物になる名前」などとゲストなのに兵動さんをインタビュー攻めにして圧倒。名人芸の映画解説や自身が影響を受けた人のエピソードなど浜村さんのペースで収録が進んだ。
浜村さんは「ラジオってね、説得のメディアなんです。ラジオは映像がないですから、語って語って語ってしつこいほど語り尽くして、そうして分かってもらいたい」と独自のラジオ論を展開。兵動さんが「カミカミで何をしゃべっているか分からない」とアドバイスを求めると、浜村さんは「あるがままにでいい。カミカミでもいい。カミカミでしゃべっているときに兵動大樹という人間の個性が浮かび上がったら、それは魅力ですよ」とエールを送る。収録後、浜村さんは「物足りん。もう少ししゃべりたい」と不満げだったが、兵動さんは「貴重な1時間だった。本当に勉強になった」と語った。
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