川島海荷:車いすテニス特番でナレーション「負けず嫌いに共感」

ドキュメンタリー番組「国枝慎吾・上地結衣 それぞれの世界挑戦2017」でナレーションを務めた川島海荷さん (C)LesPros entertainment.Co.,Ltd.
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ドキュメンタリー番組「国枝慎吾・上地結衣 それぞれの世界挑戦2017」でナレーションを務めた川島海荷さん (C)LesPros entertainment.Co.,Ltd.

 車いすテニスのトップを走る国枝慎吾選手と上地結衣選手の2016年を振り返り、新たな挑戦へと向かう両選手の思いに迫るドキュメンタリー番組「国枝慎吾・上地結衣 それぞれの世界挑戦2017」が2017年1月1日午後6時から、WOWOWプライムで無料放送される。上地選手のパートのナレーションを務めた女優の川島海荷さんに収録後、話を聞いた。

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 --番組のナレーションを終えていかがですか

 とても刺激を受けました。試合だけを見ていると上地さんは相手選手とだけ戦っていると思ってしまうのですが、このドキュメンタリーで普段の練習や努力をしている試合の裏側の姿が見られて、自分自身との戦いでもあるということを強く感じました。

 今回、普段のトレーニングシーンなど上地さんに密着した映像を見たことで、こんなに練習をしているのに、それでも(勝つことが難しい)世界のレベルは厳しいのだと感じました。映像を見ているだけで私自身も悔しくなってしまうところもありました。

 また22歳という年齢は、これから何でもできるし、上地さんがこれからも、もっともっと輝いていくんじゃないか、そして私自身も頑張ろう、という希望をもらいました。

 --特に印象に残ったシーンはありますか

 ゴムを使った特訓のところです。さらに坂道で……。「なんて厳しすぎるんだろう」って。あそこまで追い込まないと勝つことができないのだと思いました。

 あと同じ選手(アニーク・ファンコット選手)とどれだけ対戦する運命なの!と(笑い)。16年、本当に上地さんとファンコット選手はたくさん対戦されていましたね。車いすテニスの世界は広くもあり、狭い世界でもあるんだなって思いました。また次のライバルもどんどん出てきていますね。

 --川島さんと上地選手は、同じ22歳です。どんな印象をもたれましたか

 負けず嫌いが私と共通しているところで、そこが特に共感できました。私も負けず嫌いで、「やらなくてはならない」というよりも「負けたくない」という気持ちで頑張るタイプなので、上地さんのそんなところに親近感が湧きました。

 また1人暮らしもされていて、すごいなって思いました。体調管理も(テニス選手としての)からだ作りも全部自分でこなして。「同世代の女の子が22歳の楽しみを満喫している中で」というナレーションでもありましたが、上地さんが欲を封じて車いすテニスに没頭している姿は、同世代の女子から見てもかっこいいですよね!

 --番組は17年1月1日に放送です。川島さんご自身の17年の目標を教えてください

 “自分の幅”をもっと広げていく一年にしたいです。そしてもっと“遊び”を持って頑張りたいと思っています。特に仕事の面では「こうしなくてはいけない」と決めてしまうのではなく、もっと“遊び心”を大切にしていきたいと思っています。レギュラーの情報番組もそうですし、お芝居にもそう取り組んでいきたいです。

 お芝居に関しては、3月から舞台に出演します。舞台は自由だし、公演は期間中、ほぼ毎日続いていくので、流れ作業にならないように、毎日を楽しみながら“遊び”を持ってやっていきたいと思っています。3月のこの舞台出演を通して、“自分の幅”を広げることができたらいいなと思っています。

 --視聴者の方にメッセージをお願いします

 上地さん自身はまだ戦いの真っ最中だと思います。その彼女が戦ったり、もがいている姿は、輝いているし、かっこいいと思いました。私は上地さんの“素”や、等身大の部分、世界と戦う偉大な部分を感じてパワーをもらいました。この番組をご覧いただいて、17年も頑張ろうという勇気をもらっていただけたらうれしいです。

 番組は「新春WOWOWテニスドキュメンタリースペシャル」として17年1月1日午後6時から、WOWOWプライムで無料放送される。

 *……WOWOWでは「新春WOWOWテニスドキュメンタリースペシャル」と題して、夢のグランドスラム制覇を目指す錦織圭選手、ケガを乗り越え戦い続ける伊達公子選手、そして大きな飛躍を遂げた大坂なおみ選手の1年を振り返る「錦織圭・伊達公子・大坂なおみ それぞれの世界挑戦2017」も、17年1月1日午後7時からWOWOWプライムで無料放送する。

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