三上博史:外資系企業の日本法人社長役で連ドラ主演 トランプ大統領を彷彿?

 「連続ドラマW 社長室の冬-巨大新聞社を獲る男-」 に出演する三上博史さん
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「連続ドラマW 社長室の冬-巨大新聞社を獲る男-」 に出演する三上博史さん

 俳優の三上博史さんが、4月から放送されるWOWOWの連続ドラマ「連続ドラマW 社長室の冬-巨大新聞社を獲る男-」で主演を務めることが4日、明らかになった。ドラマは伝統ある巨大新聞社が外資へ“身売り”を画策するという衝撃的なストーリーで、三上さんは、新聞社の身売りを引き受ける外資系企業の日本法人社長・青井聡太を演じる。三上さんが「連続ドラマW」に出演するのは約2年ぶり。

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 ドラマは堂場瞬一さんがメディア業界を描いた小説「社長室の冬」(集英社)が原作。発行部数の激減、広告収入の低迷から、日本最大の新聞社・日本新報社長の小寺政夫は、日本の新聞社初となる“身売り”を決断。米国の巨大ネットショッピング会社「AMC」の日本法人社長・青井聡太(三上さん)と交渉を開始する。そんな折、小寺が急逝。後任の新里明が引き継ぐことになる。しかし、青井は日本新報の元記者で、新里とは因縁があることなどから交渉は難航。青井は、衝撃的な身売り引き受け条件を提示し……というストーリー。

 三上さん演じる青井は米国のドナルド・トランプ大統領を彷彿(ほうふつ)とさせるような社長といい、三上さんは、「青井はニュースのあり方というものについて、ウェブ社会である世相をうまく取り入れたプロフェッショナルといえます。外資系企業の日本法人社長という役柄で、(米国の)トランプ大統領のようにメディアと真っ向から向き合い、対峙(たいじ)したときの憤りですらもたくましく利用する人物像に近いのかもしれません。僕としては道徳や倫理的なことを考えてしまい、悩ましく思う部分はありますが、自分がどうやって生業(なりわい)を立てているのかということに立ち返ると、青井やトランプ大統領のような、“ブレない”信念やビジョンを持っているたくましさは見習わなきゃいけないのかもしれないと、今回の役を通して考えさせられました」とコメント。

 続けて、「ただ、僕も演じることに対しての“執念”という熱量では青井に負けていないと思いますので、そういった部分を演技で存分に発揮できればと思います。ただ、たまにこだわり過ぎ て“悪魔”って言われることもありますが(笑い)」と、演技にかける思いの強さを明かしている。

 また、キャスト陣についても「今後発表になりますが、制作陣の皆さんが一生懸命工夫を凝らしてくださって、物語に命を吹き込む素晴らしいキャスティングが実現しました」と明かし、「僕自身もワクワクしているという気持ちを、視聴者の皆様にも作品を通してお伝えできたらと思います」とアピールしている。

 「連続ドラマW 社長室の冬-巨大新聞社を獲る男-」は4月30日から毎週日曜午後10時、WOWOWプライムで放送。全5話で第1話は無料放送。

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