東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催されている日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)92」が2日目となる12日を迎え、約15万人が来場した。昨夏の「コミケ90」、昨冬の「コミケ91」の2日目で記録した17万人と比べて2万人減少した。理由について準備会は「早朝に雨が降ったことが影響した。雨が降るとやはり足が鈍る」と話している。
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2日目は、「ガンダム」や「タイガー&バニー」などのアニメ、「ハイキュー!!」や「ワールドトリガー」など女性に人気のあるコンテンツが中心。約1万900のサークルが出展。涼しかった初日に比べると、暑さを感じたものの風も吹いており、酷暑に襲われる例年の“夏コミ”と比べるとまだ過ごしやすかった印象だ。
一般ブースの人気サークルには500人以上の長い列が次々とできたほか、企業ブースでは、タイプムーンとNBCユニバーサルに多くの人が並んで、会場限定グッズなどを買い求めた。コスプレエリアでは、「Fate」シリーズなどが人気を集めており、夏ということもあり、ビキニやバニーガール風など露出度の高い衣装のコスプレーヤーも見られた。
最終日の13日は、人気作の「アイドルマスター」や「ラブライブ!」、自主制作のゲームソフトなど約1万600のサークルが出展する。
コミケは、1975年に始まったマンガや小説、ゲーム、音楽などの同人誌の即売会で、現在は夏と冬の年2回開催されており、2016年夏は約53万人、16年冬は55万人が来場した。会場は、個人が同人誌を販売する一般ブースと、商業作品を扱う企業ブースの2種類がある。企業ブースは95年夏から導入され、96年冬から本格的にスタートした。企業ブースは当初は、出版社やアニメ会社、ゲームメーカーなどのエンタメ系でほぼ占められていたが、近年は来場者への自社商品のプロモーションやブランド力向上を狙い、エンタメ系と無縁の一般企業も出展している。
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