今週シネマ:27、28日公開の映画「先生!」「ブレードランナー 2049」「プリキュア」の劇場版新作…話題作が続々

映画「先生! 、、、好きになってもいいですか?」のワンシーン (C)河原和音/集英社(C)2017 映画「先生!」製作委員会
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映画「先生! 、、、好きになってもいいですか?」のワンシーン (C)河原和音/集英社(C)2017 映画「先生!」製作委員会

 今週公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。27日は、人気SF映画の最新作「ブレードランナー 2049」(ドゥニ・ビルヌーブ監督)が公開された。28日には、女優の広瀬すずさんと俳優の生田斗真さんが初共演した「先生! 、、、好きになってもいいですか?」(三木孝浩監督)、人気アニメ「キラキラ☆プリキュアアラモード」(ABC・テレビ朝日)の劇場版「映画キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!」(土田豊監督)が公開。

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 「先生! 、、、好きになってもいいですか?」は、「別冊マーガレット」(集英社)で連載された河原和音さんの人気少女マンガ「先生!」が原作。高校2年の島田響(広瀬さん)は、親友の千草恵(森川葵さん)に頼まれ、恵が好意を寄せる数学の教師、関矢正人(中村倫也さん)宛てのラブレターを、間違って世界史の教師の伊藤貢作(生田さん)の下駄箱に入れてしまう。ラブレターを取り戻しに伊藤の元へ向かった響は、普段は見せない伊藤の優しさとユーモアに触れ、胸の高鳴りを覚える。やがて、伊藤への募る思いが恋心だと自覚した響は、伊藤に気持ちを伝えるが……というストーリー。

 広瀬さん演じるヒロイン響のひたむきな恋心と、その気持ちに真剣に向き合おうとする生田さん演じる伊藤先生の姿は爽やかで、三木監督の透明感ある映像がそれをさらに引き立てている。

 「ブレードランナー 2049」は、1982年に公開されたSF映画の金字塔的作品「ブレードランナー」(リドリー・スコット監督)の35年ぶりに作られた続編。前作で描かれた2019年から30年後の2049年が舞台で、前作の主人公デッカードを演じたハリソン・フォードさんが同役で出演し、今年のアカデミー賞の話題をさらった「ラ・ラ・ランド」のライアン・ゴズリングさんがデッカードを捜すブレードランナー「K」を演じている。

 貧困と病気が蔓延(まんえん)する米カリフォルニアで、人間と見分けのつかない「レプリカント」が労働力として製造され、人間社会と危うい共存関係を保っていた。危険な「レプリカント」を取り締まる捜査官ブレードランナーは二つの社会の均衡と秩序を守っていた。LA市警のブレードランナー「K」(ゴズリングさん)は、捜査中にレプリカント開発に力を注ぐウォレス社の陰謀を知り、30年間行方不明になっていたブレードランナーの男、デッカード(フォードさん)が闇を暴く鍵を握っていることを知る……というストーリー。

 「映画キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!」は、宇佐美いちか(キュアホイップ)たちが、パリでスイーツコンテストに出場する話と、キラ星シエル(キュアパルフェ)の過去が描かれる。今作のテーマは、スイーツ×アニマル。キュアホイップは、ウサギのジャンプ力など動物の能力を生かして戦っているが、今作ではカメの姿に変身させられ、ひっくり返って起き上がれなくなるなど能力が封じられてしまうシーンもある。変身させられたプリキュアたちの困惑ぶりがコミカルだ。この意外な変身を含めてギャグ要素が満載なのが、見どころの一つになっている。

 そのほか28日に、女優の蒼井優さんと俳優の阿部サダヲさんが共演した「彼女がその名を知らない鳥たち」(白石和彌監督)、テレビアニメ「Free!」シリーズの劇場版「特別版 Free!‐Take Your Marks‐」(河浪栄作監督)が公開される。

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