眉月じゅんさんの人気恋愛マンガ「恋は雨上がりのように」が実写映画化され、女優の小松菜奈さんと俳優の大泉洋さんがダブル主演することが15日、明らかになった。小松さんは女子高生の橘あきらを演じ、大泉さんがあきらに恋をされる28歳年上のさえないファミレス店長・近藤正己役を務める。小松さんと大泉さんは今回が初共演。映画は2018年5月公開を予定している。
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監督を「世界から猫が消えたなら」(16年)、「帝一の國」(17年)の永井聡監督、脚本を「メアリと魔女の花」(17年)の坂口理子さんが手掛けることも発表された。原作者の眉月さんは「脚本が既にキラキラと輝いて見えました。しかも店長役にあの御存知大泉洋大先生とあればもう! 小松菜奈ちゃんのスカートがどれだけ短いのかも気になるところです。演者の方々はもちろん、永井監督のチャーミングさあふるる楽しい映画になるのだろうと今からワクワクしております!」と期待を寄せている。
「恋は雨上がりのように」は、マンガ誌「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載中の眉月さんのマンガが原作。ある事件をきっかけに、走ることを諦めた元陸上部エースの女子高生・橘あきらと、あきらのアルバイト先のファミリーレストラン店長の中年男性・近藤正己との恋を描いている。2018年1月からフジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」でテレビアニメがスタートする。
原作について「人を好きになるって理屈じゃないなって純粋に思えたマンガに出会うことが出来ました」と明かす小松さんは、「最初は女子高生とおじさんの恋愛の話かなって思いましたが、読み進めていくと2人の成長物語のように思います。微笑ましく、ちょっぴり泣けたり、大切な想いだったり、人を好きになる事だったり読んでいてなんとなく背中を押してくれる感じがしました。素直に伝えるって難しいことだけど、私が演じるあきらとして素直にまっすぐ伝えたいです」と話している。
一方、大泉さんは「最初にこの作品のオファーをいただいたときに『女子高生が中年のファミレス店長に恋をする話です』と聞いて、ついにそういう役が来たかと胸の高鳴りを抑えられませんでしたが、原作を読ませていただいて、“自他共にみとめるあえない男”だと分かり『ですよね!』と妙に納得したものでございました」とコメント。
さらに「あきらの純粋過ぎる思いに、はじめは戸惑う近藤ですが、次第にその思いにどう応えていくのか、彼なりに必死に向き合っていく。そんな頼りないけど、どこか憎めない近藤役を精いっぱい演じたいと思っております。2人の噛み合わない、もどかしいけれども可愛らしいかけあいを小松さんと一緒に作っていければと思います」と意気込んでいる。
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