韓国発の9人組ガールズグループ「TWICE」が、大みそかに放送される「第68回NHK紅白歌合戦」への初出場が決まった。K-POP勢がNHK紅白歌合戦に出場するのは、2011年の「KARA」「少女時代」「東方神起」以来、6年ぶり。日本デビューからわずか半年で国民的音楽番組に初出場という“スピード出世”となった。K-POPファンにはおなじみのグループだが、TWICEとはどんなグループなのだろうか。

あなたにオススメ

“あの頃”のジャンプ：実写ドラマ化も話題「ウイングマン」　1983年を振り返る

　◇韓国では社会現象も　日本のチャートも席巻！　

　「TWICE」は、平均年齢20歳の韓国発の9人組ガールズグループ。「いい音楽で1回、素晴らしいパフォーマンスで2回魅了させる」がグループ名の由来。韓国のサバイバル形式のオーディション番組「SIXTEEN」において厳しい審査をくぐり抜けた9人によって結成され、2015年10月にデビューした。

　メンバー構成は韓国出身のジヒョさん、ナヨンさん、ジョンヨンさん、チェヨンさん、ダヒョンさん。日本出身のモモさん、サナさん、ミナさん、台湾出身のツウィさん。韓国ではデビュー1年で20社とCM契約を果たすなど、その人気は社会現象となった。

　日本デビューは今年6月。デビュー作のベストアルバム「＃TWICE」はオリコン週間ランキングで初登場2位を獲得。さらに10月には、日本で初のオリジナル曲となるファーストシングル「One More Time」をリリースし、オリコン週間ランキングで1位に輝いた。なお、同作の初週売り上げ約20万1000枚は、海外アーティスト歴代1位の記録となっている。

　◇“TTポーズ”は「SNS映えする」と女子中高生に人気　NHKも「今年の活躍が顕著」

　「TWICE」といえば、顔の前で両手で「T」の文字を作って泣き顔を表現する“TTポーズ”がファンの間ではおなじみだ。「SNS映えする」など、日本でも女子中高生を中心に大きな盛り上がりを見せている。番組を手がける矢島良チーフ・プロデューサー（CP）は、紅白初出場について「彼女たちは今年、日本デビューされて、若い人たちの間で“TTポーズ”が話題になって、ヒットチャート1位にもなっている。今年の活躍が顕著だった（ので選んだ）」と話している。

　一方、メンバーは会見で「私たちTWICEが日本デビューして間もないのにもかかわらず、出場させていただき光栄です」と喜びのコメント。さらに「デビューしてあまり時間がたってないので知らない方もたくさんいると思うので、準備をしてTWICEを知っていただけるよう頑張りたい。紅白初出場も決定して、応援してくれる皆さんの愛を感じられる1年でした」と意気込みとファンへの感謝を語っていた。

　「第68回NHK紅白歌合戦」のテーマは「夢を歌おう」で、お笑いコンビ「ウッチャンナンチャン」の内村光良さんとNHKの桑子真帆アナウンサーが総合司会を務める。白組司会は人気グループ「嵐」の二宮和也さんで、紅組司会は昨年に続き2年連続となる女優の有村架純さんが担当する。NHK総合ほかで12月31日午後7時15分～同11時45分（途中、5分間ニュースで中断）に放送される。