今週の陸王:最終回は25分拡大 ついに最後の“一足”… 茂木リベンジなるか こはぜ屋の未来は?

ドラマ「陸王」最終回のワンシーン (C)TBS
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ドラマ「陸王」最終回のワンシーン (C)TBS

 俳優の役所広司さん主演で、人気作家・池井戸潤さん原作の連続ドラマ「陸王」(TBS系、日曜午後9時)の最終回が24日、25分拡大で放送される。資金調達のカギだったフェリックスの社長・御園(松岡修造さん)との交渉も決裂し、こはぜ屋の危機は変わらなかった。そんな中、決裂したはずの御園から意外な提案が来る。

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 最終回の副題は「『陸王』がこはぜ屋、茂木、皆の未来を救う!走れ!陸王!」。シルクレイのため「こはぜ屋」買収をもくろむ御園だったが、宮沢(役所さん)から買収に不安を抱かれてしまい、業務提携を持ち出されたため、両社の交渉は決裂する。大地(山崎賢人さん)や飯山(寺尾聰さん)たちは、新たなシルクレイの売り込み先を探していた。

 一方、ランナーの茂木(竹内涼真さん)は、再びアトランティスのサポート選手となり、ライバル・毛塚(佐野岳さん)とのリベンジに挑むため、豊橋国際マラソンに出場する。そんな茂木に大地と村野(市川右團次さん)は、「最後の一足になった陸王を渡したい」と、ダイワ食品の城戸監督(音尾琢真さん)に掛け合うが「茂木を悩ませるだけ」と断られてしまう。茂木に思いを届けることもできず、陸王開発再開のメドも立たないこはぜ屋だったが、決裂したはずの御園から連絡があった。御園は陸王に新たな可能性を感じ、意外な提案を持ちかける。

 24日の午後2時からスペシャルダイジェスト、午後7時からスピンオフエピソードなども紹介される最終回直前スペシャル企画も放送される。

 「陸王」は、池井戸さんの同名小説(集英社)が原作。資金繰りに苦しむ老舗の足袋業者「こはぜ屋」の4代目社長・宮沢紘一が新規事業へ参入、足袋製造の技術を生かしたランニングシューズを開発して世界的なスポーツブランドと争う物語。

 第9話では、資金調達の問題を解決できるフェリックスの買収案に対して、こはぜ屋内でも意見が分かれ、社員の士気は低下。本業の足袋づくりにも影響が出てしまう。陸王の供給がストップしてしまったランナーの茂木は、本意ではないがアトランティスのシューズを履くことを決める。さまざまな思いが交錯する中、御園は「自社のことを知ってほしい」と、宮沢と共に釣りをして、身の上話を語るなど心を通わせた。だがある日、御園はアトランティスの小原(ピエール瀧さん)から会食に誘われる……という展開だった。

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