西郷どん:相撲回に視聴者興奮 世界遺産で“大一番”に「神回」の声も

NHKの大河ドラマ「西郷どん」第5回の一場面 (C)NHK
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NHKの大河ドラマ「西郷どん」第5回の一場面 (C)NHK

 俳優の鈴木亮平さん主演のNHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」の第5回「相撲じゃ!相撲じゃ!」(4日放送)で、薩摩藩主の代替わりの祝いとして開かれた「御前相撲」の様子が描かれた。相撲大会で順当に勝ち上がり、決勝も制した吉之助(鈴木さん)が、最後に藩主の斉彬(渡辺謙さん)と“大一番”に挑むというまさかの展開。さらに吉之助は斉彬に“勝ってしまい”、視聴者から「ほぼ相撲しかしてないけど見応えありすぎ」「殿様との相撲に勝ってしまった……」「相撲で勝って投獄されるという稀(まれ)に見る展開」「西郷どん第5話、神回でした。相撲祭りじゃあ~」などの声が上がった。

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 今回の「御前相撲」は世界遺産に登録されている名勝・仙巌園(鹿児島市)の庭園に土俵のセットを作って撮影されたといい、鈴木さんもインタビューで「景色も良くて、世界遺産の庭園に土俵を作って、御前相撲をやらせていただいて。あれは特別な経験でしたね、ずっと晴れて、地元の大きな力にも歓迎されているのかなって感じましたね」としみじみ。

 渡辺さんとの取り組みについては「『本番一発でいこう』って、リハーサルも軽くやっただけで、どっちが勝つのか、台本にはもちろん書いてあるんですけど、その緊張感はすさまじいものがありました。この緊張感を感じることができるって、役者としてすごく幸せでした」と振り返っている。

 「西郷どん」は、明治維新150年となる2018年放送の大河ドラマ57作目。薩摩の貧しい下級武士の家に生まれた西郷隆盛(吉之助)の愚直な姿にカリスマ藩主・島津斉彬が目を留める。斉彬の密命を担い、西郷は江戸へ京都へと奔走する。勝海舟、坂本龍馬ら盟友と出会い、革命家へと覚醒。やがて明治維新を成し遂げていく……という内容。

 第5回「相撲じゃ!相撲じゃ!」では、藩主に就任した斉彬が、父・斉興(鹿賀丈史さん)派の重鎮たちを罰せず重用すると宣言。一方で斉興に弾圧された人たちの放免は進まず、いまだ謹慎中の正助(瑛太さん)は、斉彬のやり方に憤る。吉之助たちは御前相撲で勝ち上がれば、斉彬にお目通りがかない、直接話を聞いてもらえると考え、懸命に相撲のけいこに励む。迎えた当日、突然の腹痛に襲われた新八(堀井新太さん)の代役として、御前相撲に出場することになった吉之助は、島津家の姫・於一(後の篤姫、北川景子さん)が見守る中、順当に勝ち進み……という展開だった。

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