俳優の綾野剛さん主演、宮藤官九郎さん脚本で、町田康さんの小説「パンク侍、斬られて候」が映画化されることが8日、分かった。石井岳龍監督がメガホンをとり、6月30日に公開される。綾野さんが長髪を振り乱し、鋭い目つきで刀を構える映画のイメージビジュアルも公開された。綾野さんは「宣伝不可能な作品が生まれようとしています。もう後戻りできません。皆さまの新たなDNAが必ず覚醒爆発することでしょう。その後の責任は持てません。パンク侍ですから」とメッセージを寄せている。
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映画は、芥川賞作家・町田康さんの同名小説(角川文庫)が原作。物語は、綾野さん演じる主人公の掛十之進(かけ・じゅうのしん)は、“超人的剣客”にして“テキトーなプータロー侍”。自らがまいた種によって生まれる大惨事に七転八倒する……というストーリー。江戸時代を舞台に、現代っぽい口語による滑稽(こっけい)な会話劇、次々と特異なキャラクターが登場する。
宮藤さんは「憧れの石井組の一員になれました」と喜んでおり、映画については、1982年公開の石井監督のSFアクション映画「爆裂都市 BURST CITY」を引き合いに出し、「町田康さんの『パンク侍、斬られて候』。これはもう、長年ひそかに夢想し続けていた『爆裂都市2』への布石になるのでは? と勝手に興奮しましたが、脚本を書き、現場へお邪魔し、ラッシュを拝見して『これが爆裂都市2でも良いかもしんない』とすら思いました。時代劇ですが。それくらい監督の采配も、それに応えるキャストも振り切れていて素晴らしい。もし中3か高1でこの映画に出会ってたら人生狂わされていたに違いない。そんな“映画の暴動”です」と話している。
原作の町田さんは「私の小説を石井さんが撮る。このことに特別な感慨があります。人の脳につかの間浮かんでは消える幻のごとき瞬間の連鎖、を石井さんはスクリーンに顕現させてくれました。小説作者としてこんなうれしいことはありません。ぜひともご覧になってください。宇宙が砕けますよ」とコメント。
石井監督も「まさか今、いや今だからこそなのか、この超絶原作が実写映画化されるとは。いまだ信じられず、まさにフィクションの世界の中、映画の中にさまよい込んだ気分。しかもこのキャストこのスタッフ。奇妙奇天烈な世界で彼らがマックスに荒れ狂って、当然ギャグ満載、意外にも本格時代劇?ふりした現代風刺?まさかのラブストーリー? まさかまさかの奇想天外さの実態は、ご自身の眼と耳と体で、存分にご堪能くだされ」とメッセージを寄せている。
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