「2018年本屋大賞」にノミネートされた塩田武士さんの小説「騙(だま)し絵の牙」(KADOKAWA)が実写映画化され、俳優の大泉洋さんが主演を務めることが3日、分かった。「騙し絵の牙」は、発案当初から映像化も視野に入れて企画され、大泉さんを主人公にイメージして“あて書き”された小説で、大泉さんは雑誌の廃刊を回避するため奔走する編集長・速水輝也を演じる。
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原作小説は、大手出版社を舞台に、雑誌編集長を務める速水輝也が雑誌の廃刊を巡り、組織に翻弄(ほんろう)されていく姿を描く社会派ミステリー。大泉さんが演じる速水は、誰にでも愛される“人たらし”ながら、その笑顔の裏に深い陰を持つ、二面性のある男……というキャラクターだ。映画の詳細は、後日発表される。
大泉さん、塩田さんのコメントは以下の通り。
ついに!「騙し絵の牙」映画化、現実的に動き始めました!! そもそものきっかけは、「映像化された際に僕が主演できるような小説ない?」と長年尋ねられ続けた編集者が、「もう私が作ります!」と、塩田さんへ執筆依頼に伺ったことから始まった企画でした。今はただただこの主役の話が、ちゃんと自分に来たことに安堵(あんど)しております(笑い)。もともと私にあて書きしていただいた作品ですから、この「速水」という役については本来なんの役作りも必要ないはずなんですが、なんせ物語は出版界を舞台にして、自身が手掛ける雑誌の存続を懸けて会社と対決していくという、骨太な社会派作品のため、結局えらい難しい役になっております! なんでもっと簡単な作品にしなかったのかと今更後悔しております(笑い)。しかし、塩田先生の原作は最高に面白いので、必ずや面白い映画になると確信しております! 原作を読んでいただいた皆様、お待たせいたしました! いよいよ小説の中の大泉が、映画になって、スクリーンに登場します。楽しみにお待ちください。
「大泉洋“主演”小説」――。前代未聞の企画立案から5年。映画化に向け、いよいよ本格的に動き始めました! 全く新しい形のエンターテインメントを目指してきたので感無量です。この間、大泉さんは「蓋(ふた)を開けてみれば主演が別人」という“騙し絵”を恐れてきました。それは原作者である私も同じで、各方面で「大泉さんだから書けた」と訴えてきた手前、引くに引けない状況でした。大泉洋=速水輝也(主人公)――ハマり役という言葉が生ぬるく聞こえる、映画史上類を見ないシンクロ率100%の主演俳優! ああ、早く大スクリーンであの天性の人たらしが見たい! 「社会派」と「40代の色気」をまとった大泉洋は無敵です。
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