海に眠るダイヤモンド
最終話前編(9話) あの夜
12月22日(日)放送分
昨年、週刊誌「週刊プレイボーイ」(集英社)の表紙を飾り、芸能界デビューを果たした華村あすかさん(19)。池松壮亮さん主演で、新井英樹さんの名作マンガを実写化した深夜ドラマ「宮本から君へ」(テレビ東京ほか)では、演技初挑戦でいきなりヒロイン役に抜てきされ、話題を集めているシンデレラガールだ。「こんなに早くに女優としてお芝居の仕事をするとは思っていなかったので、この話が決まった時は鳥肌が治まらないくらいびっくりしました」と明かす華村さんに、話を聞いた。
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華村さんは1999年3月18日生まれ、山形県出身の19歳。週プレ表紙デビューについて「地元でもすごい盛り上がっていたと聞きました、駅とかに小さなコンビニがあるじゃないですか。自分が表紙の週プレが並んでいるのは違和感しかなく、初めは実感が湧かなくて、不思議な感覚でしたね」としみじみ。「両親にも伝えていなかったから、びっくりして。私以上に驚いていて、『おめでとう』って言葉もたくさんかけていただきました」とうれしそうに話す。
特技は9年間続けていたバスケットボール。普段から体を動かすことが好きで「体力は自信ありますし、腹筋も結構あります。もちろんアスリートの方とは比べものにならないですけど、長距離走も得意なんです」とアピールする。
最近は料理にハマっているといい、「ヒマがあると何か作って食べていますね。得意なのはおみそ汁(笑い)。誰でも作れますよね。あとはオムライスが得意。アヒージョにもハマっていて、いろいろな組み合わせを試しています」と笑顔を見せる。
「宮本から君へ」では主人公の宮本浩(池松さん)が駅のホームで一目ぼれする美女・甲田美沙子を演じている。「一目ぼれされたことはないですし、自分もしたことないです。見た目で入り込めなくて、友達がカッコいいって思う人を、カッコいいって思えない。男性の中身に魅力を感じるので、知的な感じの人がいいですね。仲良くなってから、ああこの人だって思うタイプだと思います」と笑っていた。
デビューこそグラビアだったものの、元々女優志望だったという華村さん。演じることの楽しさを「自分とは違う性格の持ち主から考え方やものの見方を吸収できて、自分ではない人生を感じることができるところ」と話す。
演技を通した甲田美沙子の印象は、「いい意味で積極的で可愛らしい方。ちょっと小悪魔っぽい。私にできないことを彼女はナチュラルにできていて、モテるタイプ」といい、「だから今回は自分を忘れて、本当に何も考えず、原作と台本を読んで感じた美沙子をイメージのまま、振り切ってやろうって思って。演じている間は美沙子以外のことを考えず、ただの小悪魔ではなくて、美沙子だからこそ可愛く見えるって部分を想像しながら演じました」と役への思いは強い。
実は華村さんの起用は、全話で脚本と演出を手がけている真利子哲也監督の強い意向という。真利子監督といえば、2016年公開の商業映画デビュー作「ディストラクション・ベイビーズ」で高い評価を得ている。今ドラマでもその手腕を随所に発揮し、原作の熱量を画面で見事に再現している。
華村さんは「実は第4話(27日放送)のある場面を撮る前に、真利子監督から『原作の甲田美沙子を超えてください』ってガツンって言われて。胸に響いて、心の中がすごく揺れて、ぽろぽろと涙を流してしまったんです。そのシーン自体、美沙子が泣くところだったんですけど、撮る前にジーンときてしまって。でもそれで、より役に入り込めたし、監督とも気持ちがつながったと思えたので、絶対に見逃さないでほしいです」と力を込める。
「宮本から君へ」第4話は27日深夜0時52分~同1時23分にテレビ東京、テレビ大阪ほかで放送される。
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