山田杏奈:実写「幸色のワンルーム」でドラマ初主演 14歳“被害者少女”役で原作完全再現? 

連続ドラマ「幸色のワンルーム」で主人公の「幸」を演じる山田杏奈さん(左)と原作のビジュアル はくり/SQUARE ENIX・ABC TV
1 / 9
連続ドラマ「幸色のワンルーム」で主人公の「幸」を演じる山田杏奈さん(左)と原作のビジュアル はくり/SQUARE ENIX・ABC TV

 女優の山田杏奈さん(17)が、ABC・テレビ朝日ほかで7月から放送される連続ドラマ「幸色のワンルーム」で主演を務めることが29日、明らかになった。ドラマはウェブマンガサイト「pixiv(ピクシブ)コミック」で連載中の同名マンガが原作。誘拐犯の「お兄さん」と、お兄さんから「幸」と名付けられた14歳の被害者少女のいびつな関係を描く。「幸」役の山田さんは今回がドラマ初主演で、「すごくびっくりしましたし、ドラマでの主演が初めてということもあって『私で良いのかな……』とも思ったんですけど、でもとてもうれしかったです」と心境を明かしている。

あなたにオススメ

 「幸色のワンルーム」は、累計閲覧数が2億8000万を突破している、はくりさんの人気ウェブマンガ。両親から虐待を受け、同級生からはいじめられ、行き場を失った14歳の少女が、マスク姿の男に“誘拐”されるが、それは少女にとって、生まれて初めて「幸せ」を知っていく生活の始まりだった……というストーリー。

 ドラマのキャラクタービジュアルはマンガの世界観を忠実に再現し、原作には描かれていないオリジナルストーリーも織り交ぜ、衝撃のラストへと向かうという。俳優の上杉柊平(しゅうへい)さんが黒髪を初めて金に染め上げ、誘拐犯の「お兄さん」役に挑戦しているほか、「HKT48」の指原莉乃さんがプロデュースするアイドルグループ「=LOVE(イコールラブ)」から齊藤なぎささん、佐々木舞香さんがドラマ初出演を果たす。

 山田さんは、原作について「幸という、いろいろあって背負うものが多い女の子と、特殊な環境で生きてきたお兄さん、そういうある意味『普通とは違う』2人が築いていく人間関係を描いた物語で、新しいなと思いました」と語り、「表情も原作を見てそれを再現できるように意識してやっています。マンガなので、たまに『こんな顔できるかな!?』というのもあるんですけど、“人間の限界”に挑戦して頑張っています」と笑顔を見せる。

 また、「お芝居で意識しているのは幸の二面性」で、「表面のすごく明るいところと、闇を抱えた本心のところというのを意識して演じ分けているので、そこを見ていただけるとうれしいです。作品としては、誘拐犯と被害者である2人の依存関係、それがどう変化していくのか、そして2人の建前と本音があって、それが時間とともに少しずつ変わっていく……。そこが魅力的な作品だと思うので、そういった部分を楽しんでいただけたらと思います」とメッセージを送っている。

 ドラマはテレビ朝日で7月7日から毎週土曜深夜2時半、ABCテレビ(関西)では7月8日から毎週日曜午後11時35分に放送される。

写真を見る全 9 枚

マンガ 最新記事