細田守監督:「時かけ」「バケモノの子」が金曜ロードSHOW!で7月放送 夏のスーパーアニメ祭り

「金曜ロードSHOW!」で放送される「時をかける少女」のビジュアル(C)「時をかける少女」製作委員会2006
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「金曜ロードSHOW!」で放送される「時をかける少女」のビジュアル(C)「時をかける少女」製作委員会2006

 細田守監督の劇場版アニメ「時をかける少女」(2006年公開)、「バケモノの子」(2015年公開)が、7月に「金曜ロードSHOW!」(日本テレビ系)で放送されることが1日、明らかになった。

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 「金曜ロードSHOW!」では7、8月の2カ月にわたり、「夏のスーパーアニメ祭り」と題して、劇場版アニメを放送する。第1弾として、7月20日に新作「未来のミライ」が公開されることも話題の細田監督を特集。同20日午後9時に「時をかける少女」、同27日午後9時に「バケモノの子」を放送する。

 ◇細田監督のコメント

 ――「時をかける少女」「バケモノの子」について。

 「時をかける少女」は少女の懐かしい青春もの、夏の物語です。「バケモノの子」も、夏の少年の冒険もの、ということで、夏休みのはじめに「解放感」と一緒に体験するのにこれ以上ふさわしい映画はないと思います。「時をかける少女」は公開からもう12年たちますが、すごく夏らしい映画だし、今見る人にも、恋愛と成長の映画を新鮮に受け止めてほしいですね。若い人が見て新鮮な気持ちになれる映画だと思いますし、学生時代の夏休みに戻った気持ちになれるとも思います。これからの夏休みを楽しく過ごすための始まりとして、ぜひ楽しんでもらえればうれしいです。

 「バケモノの子」は、大きくヒットして映画館で一番お客さんに見てもらえた作品。夏休みにふさわしいアクション映画だし、少年の冒険もの、それも同時に夏らしい、と思います。夏休みの子供たちの気分を代弁して、励まして、盛り上げるような役割を果たせればうれしく思います。そういう映画はどの時代も必要だと思いますし、とにかく夏休みの気持ちを盛り上げてほしい、と思っています。

  ――「未来のミライ」と「時をかける少女」「バケモノの子」の共通点は?

 今回放送される2作品と「未来のミライ」とは、青空の質感も近いし、ミライちゃんが、真琴(『時をかける少女』の主人公)みたいにも思えるし、くんちゃん(『未来のミライ』の主人公)が九太(『バケモノの子』の主人公)みたいになるかもしれないです。実は、そうした共通項もあり、そのへんもお楽しみいただければと思います。

 ――視聴者にメッセージを。

 7月のこの時期にアニメーション映画を見るというのは、「これから夏休みがスタートするぞ――!」「楽しいこといっぱいあるぞ――!」っていう感じで盛り上がってほしいです。自由になれた解放感……。そのくらいの感じで楽しんでいただければ。夏休みののろしを上げる……自分も冒険するぞ! チャレンジするぞ!と感じてもらえれば。若い人たちを夏休みに向けて盛り上げる2本になってくれれば最高です。

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