放課後カルテ
第10話(最終話) これからも健康でいてほしい
12月21日(土)放送分
こうの史代さんのマンガが原作の連続ドラマ「この世界の片隅に」(TBS系、日曜午後9時)の初回が15日、25分拡大で放送され、平均視聴率は10.9%(以下・ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、2桁スタートを切った。
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コミックスの累計発行部数は130万部を突破し、2016年公開の劇場版アニメはロングヒットを記録と、多くのファンを持つ名作を、数々のヒット作を生み出してきた人気ドラマ枠「日曜劇場」で実写連ドラ化。昨年放送のNHK連続テレビ小説「ひよっこ」で脚光を浴びた松本穂香さんがヒロインのすずを演じることも話題を集めていた。
「この世界の片隅に」は、マンガ誌「漫画アクション」(双葉社)で連載され、09年に「文化庁メディア芸術祭」のマンガ部門優秀賞を受賞したマンガ。戦時中、広島・呉に嫁いだ18歳のすずの生活が、戦争の激化によって崩れていく様子が描かれた。ドラマの脚本は、「ひよっこ」などで知られる岡田惠和さん、演出は連続ドラマ「カルテット」「逃げるは恥だが役に立つ」(共にTBS系)の土井裕泰さん。また、作曲家の久石譲さんが、民放連ドラでは約24年ぶりに音楽を手がける。
第1話では、妹のすみ(久保田紗友さん)と共に祖母・森田イト(宮本信子さん)の家で手伝いをしていたすず(松本さん)のもとに叔母が、江波(えば)の自宅に「すずを嫁に欲しい」という人が来ていると連絡があったと伝えに来る。事情がよく分からないまま自宅へと急ぐ道すがら、すずは海軍兵学校へ進んだ幼なじみの水原哲(村上虹郎さん)と出会う。てっきり哲が相手の人だと思っていたすずは、さらに混乱する。そのころ、浦野家では北條周作(松坂桃李さん)とその父・円太郎(田口トモロヲさん)がすずの帰宅を待っていて……という展開だった。
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