鈴木杏樹:声優初挑戦の現場でキャラ描写に疑問 “ツッコミ”で監督がセリフ変更

劇場版アニメ「若おかみは小学生!」の完成記念ファミリー試写会に登場した鈴木杏樹さん
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劇場版アニメ「若おかみは小学生!」の完成記念ファミリー試写会に登場した鈴木杏樹さん

 女優の鈴木杏樹さんが12日、東京都内で行われた劇場版アニメ「若おかみは小学生!」(高坂希太郎監督、9月21日公開)の完成記念ファミリー試写会に登場。今回が声優初挑戦で、主人公・おっこ(関織子)の母・咲子を演じた鈴木さんは「私自身の経験としては非常に難しかったです。声優というお仕事が奥深かったので、魅力も感じましたし、いい経験をさせていただきました」と振り返った。

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 鈴木さんは、難しさを感じた部分について「絵も、ちゃんとしたアニメーションのものもあれば、丸に手と足がぴょんぴょんと出ている、てるてる坊主みたいな、白いのが動いている感じのものもあって、声優の皆さんて、こういう中でお仕事をしてらっしゃるんだなって、勉強になりました」と語った。

 一方で高坂監督は「(現場で)鈴木さんには質問されて……。両親がおばあちゃんがいた旅館に対して、あまりちゃんとした思いを持っていないのではないかと、(キャラクターの描写に対して)ツッコミが入りまして。慌てて、その後のお父さんのせりふを変えた。いろいろと参考になりました」と鈴木さんの姿勢に感心していた。

 この日はおっこの父・正次の声優を務めたタレントの薬丸裕英さんも登場。おっこを演じた小林星蘭さんからのメッセージも紹介された。

 「若おかみは小学生!」は、青い鳥文庫(講談社)から出版され、累計発行部数が300万部を誇る児童文学。交通事故で両親を亡くし、祖母の温泉旅館・春の屋で暮らすことになった小学6年生のおっこが、ユーレイのウリ坊やライバルの秋野真月に助けられながら、次々とやってくる変わった客をもてなすために毎日奮闘する姿が描れている。

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