アニメ「夜明け告げるルーのうた」「四畳半神話大系」などの湯浅政明監督の新作となる劇場版アニメ「きみと、波にのれたら」が、2019年初夏に公開されることが明らかになった。28日、六本木ヒルズ（東京都港区）などで開催中の「第31回東京国際映画祭」の「夜明け告げるルーのうた」上映イベントで発表された。

あなたにオススメ

来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹”　朝ドラヒロインまで手が届くか

　大学入学を機に海辺の街へ越してきたサーフィンが大好きな向水ひな子が、火事騒動をきっかけに、消防士の雛罌粟（ひなげし）港と出会い、行動を共にするうちに、誰かのために一生懸命になれる港にひかれていく……というストーリー。

　湯浅監督は「仕事や生活の中でも、『波に乗る』という感覚はよくあります。『調子良く』という意味もありますが、波はなかなかこちらの思い通りの形はしていません。選択してその波に乗ってみる。合わせる。波がこちらの行きたいところへ連れてってくれるかは、乗り終わった後でないと分かりません。あれこれ考えても乗ってみなければ分からない。極力、波を選択し、したたかに生きなければという世の中で、純粋な主人公を波に乗せてあげたいと思いました」とコメントを寄せている。