北大路欣也さん、泉谷しげるさん、志賀廣太郎さんが出演するテレビ東京の人気ドラマシリーズ「三匹のおっさん」が、2019年1月に再びスペシャルドラマとして放送されることが7日、分かった。14年、15年、17年と3シーズンにわたって放送され、今年の正月には新春スペシャルも放送された人気シリーズ。北大路さんは、「年明けのめでたい時に、ドラマをやらせてもらうというのはありがたいですね。2019年は新しい元号が始まるから、けじめの年でも出発の年でもあって、いろんな思いが湧き上がるんじゃないですかね」とコメントしている。

あなたにオススメ

“あの頃”のジャンプ：実写ドラマ化も話題「ウイングマン」　1983年を振り返る

　ドラマは、「フリーター、家を買う。」「空飛ぶ広報室」などで知られる有川浩さんの小説が原作。スペシャルドラマは、「三匹のおっさんリターンズスペシャル」（仮）と題して放送される。

　キヨ（北大路さん）、ノリ（志賀さん）、シゲ（泉谷さん）は、夜回り中、記憶喪失の女性・栗子を発見。精神的ショックで過去を忘れてしまったとみられ、キヨはしばらく栗子を自宅で預かることにする。そんな中、3人の地元では、化粧品のセールス販売会社のカリスマ女性社長が、女性の社会進出を前面に掲げ、“フレンズ”と呼ばれる販売員を募っていた。シゲの妻・登美子（藤田弓子さん）とキヨの息子の妻・貴子（西田尚美さん）は“フレンズ”として働き始めたが、そこでは詐欺まがいの行為を行っていて……。女性の社会進出を利用する悪に、“三匹のおっさん”が立ち上がる……という展開。毎回恒例となった華麗なアクションも登場するという。

　同局の山鹿達也プロデューサーは、「『三匹のおっさん』がまたまた帰ってきます！　連続ドラマのシーズン1から5年目に突入し、北大路さん、泉谷さん、志賀さんの“三匹”は元気いっぱいで、和気あいあいの雰囲気で撮影は進んでいます。本家！“おっさんの愛（ラブ）”にあふれたエンターテインメントドラマです。ご家族そろって、キヨさん、シゲさん、ノリさんの活躍をお楽しみください」とアピールしている。

　◇北大路欣也さん、泉谷しげるさん、志賀廣太郎さんのコメント

　－－1年ぶりの「三匹のおっさん」、久々の再結集となり撮影も始まりましたがいかがですか？

　北大路さん：楽しいですね、3人が元気で会えるっていうのは我々の夢ですから！

　泉谷さん：“コウレイ”ですからね！　“コウレイ”っていうのは高い年齢って意味じゃないですよ。毎年恒例の“恒例”！（3人爆笑）。この年齢でメインを張ってやるドラマってないですからね。倒れるわけにはいかないなっていう責任を感じますね。

　志賀さん：やっぱり元気でいないと。こうやって3人そろって町内のために働くという大目的があるからね。

　－－今回は、頑張る女性を巧妙にだます悪徳詐欺と戦いますが、どのような思いで撮影に挑まれていますか？

　北大路さん：「冗談じゃねえ！！」と思うけど現実にはあるんだね、こういうこと。

　泉谷さん：基本的に男は焼きもち焼きだから、女性のやることを邪魔する人も中にはいるよね。女性が働く時代だからそれを目当てに悪いことをするやつらもいるんじゃないかな。これからますますそうなるだろうから、警告になればいいかなって思いますね。

　北大路さん：人間は誰だって隙（すき）はあって、そこをうまくついてくるからね。やっぱりうっかり乗っちゃうんだよね。だからお互いに気を付けて、気が付いたら「やばいよ！」って声を掛け合ってっていうふうにしないとね。

　志賀さん：男女とか関係なく、今はこういうはっきりした詐欺だけでなく、言葉でどれだけ人のことを傷つけているか、そういうのも嫌だなって思いますね。それに対応するための一つの手助けになればいいかな。

　－－1月の放送ということで、昨年に引き続き「三匹のおっさん」が日本の年始めを彩ることになりますが、いかがですか？

　北大路さん：年明けのめでたい時にドラマをやらせてもらうというのはありがたいですね。19年は新しい元号が始まるから、けじめの年でも出発の年でもあっていろんな思いが湧き上がるんじゃないですかね。

　泉谷さん：お年寄りが、女性や子供と仲良くできるような橋渡しができるといいよね。いつまでも。

　志賀さん：だからちょっと、“世の悪は尽きまじ”みたいなとこはあるよね。

　泉谷さん：平成最後っていうと俺たち最後なのかなって気が一瞬しちゃったんだけど、そんなことないよね？（笑い）。元号変わってもやるよね？

　北大路さん：“三匹のおっさん”が世の中からいなくなるっていうのはありえないね。次から次へと事件が起こるんだから。忙しいよ、これからも！