漫才コンテスト「M-1グランプリ」(ABC・テレビ朝日系)の14代目チャンピオン「霜降り明星」が2日、番組終了後に、東京都港区のテレビ朝日で開催された会見に出席。平成4年(1992)生まれのせいやさん、同5年(93)生まれの粗品さんの平成生まれコンビが、平成最後の大会を制した。せいやさんは「平成生まれで平成最後を取れるって運命感じますね」と笑顔を見せ、粗品さんは「“新世代”っていう感じで取り扱ってほしいな」と周囲の笑いを誘った。
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「霜降り明星」は粗品さんとせいやさんのコンビ。2013年に結成し、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。M-1グランプリには15年に初出場し3回戦進出、16年と17年は準決勝に進出。本大会で、史上最年少での優勝となった。
チャンピオンになった感想を聞かれると、せいやさんは「莫大(ばくだい)な結果過ぎて、ドッキリだと思いました。いつかは実感が湧くと思います」としみじみ。粗品さんは「まさか1位になるとは……。実ったというか、信じていたM-1がほほえんでくれて、非常にうれしかったです」とコメントしていた。
賞金1000万円の使い道について、粗品さんは「かあちゃんが欲しいものを10個買ってあげようかな。残ったお金は、仲良くしている後輩が借金で苦しんでいるので、立て替えてあげたい」と話し、せいやさんは「おじいちゃんとおばあちゃんを、本当に“豪華客船”に乗せてあげようって思います」と、大会で披露したネタを絡めていた。
「M-1グランプリ」は、2001年からスタートし、「中川家」や「フットボールアワー」「ブラックマヨネーズ」らがグランプリを受賞、人気コンビを数多く輩出してきたコンテスト。今年は、「和牛」「かまいたち」「ジャルジャル」「ゆにばーす」「スーパーマラドーナ」「霜降り明星」「見取り図」「トム・ブラウン」「ギャロップ」の9組に、敗者復活戦を勝ち上がった「ミキ」を加えた10組が、決勝に勝ち上がった。
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