「YAWARA!」「MASTERキートン」などで知られるマンガ家の浦沢直樹さんが、2019年1月27日に開催される「第38回大阪国際女子マラソン」のイメージキャラクターを描き下ろしたことが10日、明らかになった。浦沢さんが描き下ろしたキャラクターを使用した大会メインビジュアルも公開された。同マラソン大会でマンガ家がイメージキャラクターを手がけるのは初めて。「疾走感、前を見据える真っすぐな目が印象的」なキャラクターが描かれている。
ウナギノボリ
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同マラソン大会の模様は、1月27日正午からカンテレ・フジテレビ系で放送される。メインビジュアルは、12月12日からカンテレ本社社屋に掲出されるほか、19年1月上旬から大阪・御堂筋沿道のバナーフラッグとして登場する予定。
浦沢さんは、中学時代に陸上部に所属し、マンガを描きながら毎日走り続けたといい、「陸上競技は孤独との戦い。マンガ制作と似た面もある」とコメント。1992年には、五輪開催前のスペイン・バルセロナを取材。その際に女子マラソンのゴール地点であるメインスタジアムのある「モンジュイックの丘」を自ら歩いて登り、坂道の激しさを体感したといい、女子マラソン本番で有森裕子さんが繰り広げた激走について「今、録画で見てもぽろぽろと泣いてしまうほど」と語っている。
カンテレの澤田淳司プロデューサーは「『YAWARA!』や『Happy!』をはじめ浦沢さんの作品は、綿密な取材に基づいたリアリティーがあり、登場する女性キャラクターの表情が非常に印象的だと感じていました。大会のキャッチコピーでもある『待ってろ、東京。』という(2020年の)東京五輪を目指すマラソンランナーの胸に秘めた思い、孤独に打ち勝つ姿や内面の強さを表現するのに、浦沢さんの描くキャラクターがピッタリだと思い、オファーいたしましたが、まさか受けてくださるとは思いませんでした!」と振り返っている。また、「このキャラクターを見て、孤独に打ち勝つマラソンランナーの思いを感じ、東京五輪につながるヒロイン誕生の瞬間へ想像を膨らませてほしいと思います」と呼びかけている。
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