家売るオンナの逆襲:ドラマP語る北川景子と“サンチー”の成長 「豊かさがある」

北川景子さん主演の連続ドラマ「家売るオンナの逆襲」の第6話の1シーン(C)日本テレビ
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北川景子さん主演の連続ドラマ「家売るオンナの逆襲」の第6話の1シーン(C)日本テレビ

 連続ドラマ「家売るオンナの逆襲」(日本テレビ系・水曜午後10時)で、主人公の“サンチー”こと三軒家万智を演じている女優の北川景子さん。「私に売れない家はない!」と豪語するスーパー営業ウーマンぶりに、SNSでは「カッコよくて、見てて気持ちいい」などの声が飛んでいる。今作では、仲村トオルさん演じる屋代課長と結婚し、夫婦のやりとりなど新たな一面も見せる北川さんの魅力について、ドラマを手がける小田玲奈プロデューサーに聞いた。

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 今作は、2016年7月期に放送され、17年5月にスペシャルドラマが放送されるなど人気を博した連続ドラマ「家売るオンナ」の続編。客とその家族が抱える問題に首を突っ込み、あらゆる手段を使って解決することで、どんな客にも必ず家を買わせてしまう万智の活躍を描く。「セカンドバージン」「大恋愛~僕を忘れる君と」などを手がけた大石静さん脚本のオリジナル作品だ。

 ◇サンチーに「疑問点はありません」

 北川さんの印象について、「3年前にやったときから、三軒家万智と北川さんには通じるものがある」と話した小田プロデューサー。「第1シリーズの台本を渡したときは、(北川さんから、万智について)『わけわかんない役』と言われるかなと思っていたら、『何も疑問に思うところがありませんでした』って言われて、驚きました」と当時のエピソードを明かす。

 北川さん自身も当時、「脚本を読んだときに疑問がなかったので、もしかしたら考え方が似てるのかもしれないですね。無駄が嫌いだったり、与えられたことはつべこべ言わずにやるというところは共感できました」とコメント。小田プロデューサーは、「仕事に対してストイックなところが万智と同じ、迷いがない」と印象を語る。

 ◇ほほ笑ましい夫婦のシーンに反響

 今作でも以前と変わらず、目を見開いて、決めぜりふ「GO!」を連発しており、SNSでは「やっぱサンチー見てると気持ちいいな~」「サンチー、1ミリもブレてない(笑い)!」などの声が飛ぶ。小田プロデューサーも、「万智というものがこういうものだというのが、第1シリーズ、スペシャルを経て、ものすごく確固としたものとしてあり、見ていて気持ちがいい」と話す。

 一方で、今作では、万智が屋代課長に「それでは課長、これから燃えましょう。この町の最後の夜ですから。雨戸を閉めれば夜も同然です。ベッドへGO!」と言ったり、夫婦げんかをしたり、「課長を愛しているからです!」などと話すなど、これまでとちょっと変わった夫婦の場面が加わった。

 6日に放送された第5話では、いつも無表情の“サンチー”が、屋代課長にだけ笑顔を見せる場面も。絶妙なカメラワークで視聴者には見えず、“おあずけ”状態となったことから、「サンチーの笑顔、私も見たい」「サンチーの笑顔が気になる」といった声が続出。2人のやりとりについては、「屋代課長とサンチー夫婦微笑(ほほえ)ましいな」「毎回、屋代課長の嫁大好き感があふれててとてもかわいい」「サンチーと課長の夫婦、マジ癒やされる…」といった声も上がっていた。

 ◇この3年で広がった豊かさ

 北川さんといえば、2016年1月に結婚。前作「家売るオンナ」が結婚後初の連ドラ主演となった。その後、続編の「帰ってきた 家売るオンナ」などに主演したほか、NHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」に天璋院(篤姫)役で出演。映画では、「君の膵臓(すいぞう)をたべたい」「探偵はBARにいる3」などに出演したほか、「スマホを落としただけなのに」に主演と、いっそうエネルギッシュに活躍している。

 第1話放送後には、SNS上に「サンチー、篤姫を経て神々しさが増したような……」といった声もあったが、小田プロデューサーは「この3年の間に、北川さんもいろいろな作品に出演して、演技の幅が広がっているなというのを感じています。とくに屋代課長との夫婦のシーンがありますが、そういうところで初めて見える人間っぽさ。変なんですけど、その中に豊かさがあるというか。すごい面白い女優さん」と話す。

 第6話では、万智に愛の告白をした留守堂(松田翔太さん)と、万智が急接近するほか、屋代課長に不倫疑惑が……と展開。北川さんが見せる「豊かさ」に今後も注目したい。 

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