Wake Up,Girls!:最後は笑顔で ラストライブはどうなる? 今後は…

3月をもって解散する「Wake Up,Girls!」の永野愛理さん(左)と吉岡茉祐さん
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3月をもって解散する「Wake Up,Girls!」の永野愛理さん(左)と吉岡茉祐さん

 声優ユニット「Wake Up,Girls!(WUG)」が3月をもって解散し、2013年の結成から約6年の活動に幕を下ろす。3月8日にはさいたまスーパーアリーナ(さいたま市中央区)でファイナルライブが開催される。メンバーの吉岡茉祐さん、永野愛理さんに「最後は笑顔で終わりたい」というラストライブへの意気込み、今後の活動などについて聞いた。

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 ◇笑顔で終わるのがWUGらしさ

 WUGは「avex×81produce Wake Up,Girls!AUDITION 第2回アニソン・ヴォーカルオーディション」に合格した吉岡さん、永野さん、田中美海さん、青山吉能さん、山下七海さん、奥野香耶さん、高木美佑さんの7人で結成。15年には、東日本大震災被災地の復興応援活動が評価され、第9回「声優アワード」で特別賞に選ばれた。メンバー全員が声優として出演するテレビアニメ「Wake Up,Girls!」が14年1~3月、新作「Wake Up,Girls! 新章」が17年10月~18年1月に放送された。

 ラストライブが開催されるさいたまスーパーアリーナは、WUGのライブ史上、最大規模の会場となる。ラストで最大規模となると、気負うところもありそうだが、永野さんは普段通り「等身大」でいたいと考えている。

 「大きな会場ではありますが、ユルかったり、踊っている時は格好よかったりと等身大でいつもの私たちを見ていただきたいですね。セットリストは7人全員がステージに立つ時間を長くしたいとこだわりました。6年間が詰まったようなセットリストです」

 吉岡さんが目指すのはこれまでの集大成となるライブだ。ただ、ラストだからといって湿っぽくしたくはないという。

 「集大成で感動はあってほしいけど、最後は笑顔で終わりたい。涙だけではない。笑顔で終わるのが、WUGらしさなのかもしれません。WUGはメンバーとの関係が密で、毎日が文化祭のようです。ラストライブが終わったら、文化祭が終わったみたいになるかもしれませんね」

 ◇解散後のビジョンはバラバラ

 解散後の活動のビジョンについて聞いてみると、吉岡さんは「メンバーそれぞれ、みんなバラバラですね」と話す。永野さんは「活動を通じて、苦手なことも得意なことも教えていただきました。今後、どうなるかが楽しみ。私は幅を広げていろいろなことをやってみたい。いろいろなことに挑戦して個性を伸ばしたい。永野愛理というジャンルを作りたい」と大きな夢がある。

 吉岡さんは「ここ2人(永野さんと吉岡さん)は何でもやりたい。何でも屋になりたい。(WUGの活動で)脚本を書いたり、演技以外のこともやらせていただきました。その経験が絶対に生きると思っています」と話す。

 これまでは、7人で活動することも、メンバーそれぞれがソロとして活動することもあった。解散すれば当然、一人の活動が中心となる。

 永野さんは「(WUGの活動で)学んだことがたくさんあります。メンタル面の成長も大きかったです。いろいろなことを経験させていただいたから、今の自分が形成されています。ただ、今は不安の方が大きい。明日から一人です!と言われたらどうしよう……と。新しい一歩なので、楽しみもあります」、吉岡さんは「活動を通して培ってきたものがありますし、何かあっても相談できる(メンバーの)関係性は変わらない。どこかで頼ってもいいのかな?とも思っています」と前を向く。

 ◇再結成!? もしもWUGじゃなかったら?

 永野さんは「WUGになっていない人生が想像できない」とも話す。「もしも、WUGになっていなければ?」と質問してみると、大阪出身の吉岡さんは「東京に出て来ていないでしょうね。関西の大学に行って就職していたかも。演技は本職ではないと思います。地元でこっそり趣味でやっていたかな?」と想像する。永野さんは「今頃、大学院に行っていたかな? 哲学が好きなので、教授になれたらなあ……と思っていたかも。不思議ですね」と話す。

 ラストライブの前ではあるが、「再結成してほしい!」という思いのファンも多い。吉岡さんは「10年後とか……。仲が悪くて解散するのではないので、可能性はありますね」と考えているという。永野さんは「10年後……、みんなちょっとおばちゃんになっていたり」、吉岡さんは「誰かお母さんになっていたり!?」と笑顔で話す。解散前に再結成の話題は気が早かったかもしれないが、ラストライブでの7人の“笑顔”のパフォーマンスが期待される。

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