注目映画紹介:「うちの執事が言うことには」キンプリ永瀬廉が名門当主を好演 仏頂面の執事・清原翔との関係にも注目

映画「うちの執事が言うことには 」の一場面 (C)2019「うちの執事が言うことには」製作委員会 uchinoshitsuji.com
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映画「うちの執事が言うことには 」の一場面 (C)2019「うちの執事が言うことには」製作委員会 uchinoshitsuji.com

 アイドルグループ「King&Prince」(キンプリ)の永瀬廉(れん)さん主演の映画「うちの執事が言うことには」(久万真路監督)が17日から丸の内TOEI(東京都中央区)ほかで公開される。名門・烏丸家の若き当主と仏頂面の執事のコンビが、家に降りかかる難事件に挑む。

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 原作は2014年に刊行された高里椎奈さんの同名ミステリー小説(角川文庫)。日本が誇る名門・烏丸家の第27代当主となり、18歳にして飛び級で大学を卒業するほどの頭脳を備えた烏丸花穎(からすま・かえい、永瀬さん)は、色彩に関する特別な能力も持っていた。突然、引退宣言した先代当主の父・真一郎(吹越満さん)が行方不明となり、急ぎ留学先から戻ってきた花穎を待っていたのは、新しい執事だという仏頂面の見知らぬ青年・衣更月蒼馬(きさらぎ・そうま、清原翔さん)だった。不本意ながら衣更月と主従関係を結ぶことになった花穎は、招待された芽雛川(めひながわ)家次男のバースデーパーティーで、ある事件に巻き込まれる……というストーリー。

 キンプリの神宮司勇太さん赤目家の御曹司・刻弥(ときや)を演じているほか、神尾楓珠さん、優希美青さんらが出演している。

 ミステリー+若者の成長ドラマの2方向から楽しめる作品だ。永瀬さん演じる若き当主と清原さん演じる仏頂面の執事という2人が、初めこそ雰囲気が悪くかみ合わないものの、次第に信頼関係を深め、成長していく過程に引き込まれる。そんな花穎と蒼馬の姿を見ていると、思わず自分の人間関係も見つめ直したい気分にさせられた。豪華なセットや衣装で表現された上流階級という世界観が圧巻。物語にきらびやかなスパイスを加えている。(遠藤政樹/フリーライター)

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