高畑勲展:「パンダコパンダ」宮崎駿のレイアウト 「ドラえもん」企画書も 貴重な1000点の資料がお披露目

高畑勲監督の初の回顧展「高畑勲展-日本のアニメーションに遺したもの Takahata Isao:A Legend in Japanese Animation」(C)2013 畑事務所・Studio Ghibli・NDHDMTK
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高畑勲監督の初の回顧展「高畑勲展-日本のアニメーションに遺したもの Takahata Isao:A Legend in Japanese Animation」(C)2013 畑事務所・Studio Ghibli・NDHDMTK

 昨年4月に82歳で亡くなった高畑勲監督の初の回顧展「高畑勲展-日本のアニメーションに遺したもの Takahata Isao:A Legend in Japanese Animation」が7月2日から東京国立近代美術館(東京都千代田区)で開催される。1960年前後に企画したという「ぼくらのかぐや姫」の企画メモや、宮崎駿監督が描いた「パンダコパンダ」のレイアウトなど回顧展の準備の中で発掘された新資料のほか、「ドラえもん」の企画書などを展示。1日、内覧会が開かれ、1000点以上の資料がお披露目された。

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 初監督作品「太陽の王子 ホルスの大冒険」などにスポットを当てた第1章、演出の秘密に迫る第2章、「里山」というモチーフの展開に注目した第3章、水彩画風の描法に挑んだ「かぐや姫の物語」などにスポットを当てた第4章で構成される。

 森康二さん、小田部羊一さんが描いた「アルプスの少女ハイジ」のオープニングの原画、高畑監督と宮崎監督が描いた同作の絵コンテなど貴重な資料も展示。「赤毛のアン」の原作の時間軸をまとめたメモ、「火垂るの墓」のロケハン資料なども展示され、緻密な設定、構成で知られる高畑監督の仕事ぶりを垣間見ることもできる。

 7月2日~10月6日午前10時~午後5時(金土曜は午後9時まで)に開催。当日券は一般1500円、大学生1100円、高校生600円で、中学生以下は無料。

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