名探偵コナン
#1146「汽笛の聞こえる古書店4」
12月21日(土)放送分
1988年に日本で公開された映画「モーリス」(ジェームズ・アイヴォリー監督)を新たに日本語で吹き替えた「モーリス 4K【ムービープラス新録吹替版】」が、CS放送映画専門チャンネル「ムービープラス」で7月21日午後9時から放送される。モーリス(ジェームズ・ウィルビーさん)役の梶裕貴さん、クライヴ(ヒュー・グラントさん)役の島崎信長さん、アレック(ルパート・グレイブスさん)役の内田雄馬さんと人気声優が集結した。収録を終えた3人を直撃。作品への思いを聞いた。
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映画の舞台は、20世紀初頭の英国・ケンブリッジ。全寮制のキングス・カレッジで、モーリスは同性愛を肯定するクライヴと出会い、恋愛関係を育む。卒業後も関係は続くかに見えたが、同級生が同性愛者として逮捕され、全てを失うのを目の当たりにしてクライヴは激しく動揺する……。
今回はムービープラス開局30周年企画の一環として、吹き替えをテーマとした「吹替王国」のスペシャル企画として放送される。梶さんらに密着した「特番『モーリス 4K』新録吹替 ~人気声優に密着!」の第1弾が21日午後8時半ほか、第2弾が8月18日午前10時半ほかに放送される。
梶さんは「名作が4Kという新たな形で皆様に届く機会。役者として関わらせていただき光栄」と喜び、内田さんも「名作は何年たっても色あせない。参加させていただくことが光栄」と話す。
島崎さんは「劇中で役として一番絡むのが梶さん。尊敬している方なので、すごくうれしかった。頑張るぞ!という気持ちでした。雄馬君とは最近、ちゃんと共演するようになりました。すごく人懐っこくて(笑い)。すてきな二人と一緒でうれしかった」と明かす。
梶さんは、島崎さんと内田さんについて「普段からよく会う二人。お世話になっているし、仲がいい。役者としても尊敬しているので、共演がうれしかったです。アニメでも吹き替えでも共演しているのは珍しいんですよね」という思いがあった。
今回の吹き替えにあたって、脚本は書き直され、現代にマッチしたせりふ回しにされた。梶さんは「感情が丁寧に描かれ、喜怒哀楽が豊かに描かれています。テーマの一つが愛ということで、その愛を貫く上での怒りや悲しみがよく出ていた印象です。心に強く残っているのは激高したり、涙するシーン。役者さんのエネルギーが伝わってくる」と明かす。
内田さんは演じる際、「モーリスとの関係が大事。普段から、先輩に甘えていることと変わらないかもしれません。普段から知っているからこそできることもありました」と感じたという。
梶さんはモーリスを演じる中で共感するところもあった。「人間らしい人ですよね。美しいところ、醜いところもあって、どこか自分を見ているような感覚もありました。だからこそ感情移入でき、演じがいがありました」と語り、島崎さんも「僕も全く同じ。それがこの作品がすごいところ。皆さんにも、誰に共感するかを聞いてみたいですね」と続ける。
梶さん、島崎さん、内田さんは、色あせない名作に熱い思いを吹き込んだ。3人の演技が注目される。
※島崎さんの「崎」は「立つ崎」が正式表記。
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2024年12月23日 02:00時点
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