ぼくらの7日間戦争:宮沢りえがカムバック アニメ版で30年後の中山ひとみ演じる

劇場版アニメ「ぼくらの7日間戦争」に出演する宮沢りえさん (C)2019 宗田理・KADOKAWA/ぼくらの7日間戦争製作委員会
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劇場版アニメ「ぼくらの7日間戦争」に出演する宮沢りえさん (C)2019 宗田理・KADOKAWA/ぼくらの7日間戦争製作委員会

 1988年に公開された実写版映画「ぼくらの七日間戦争」で中山ひとみを演じ、女優デビューと初主演を飾った宮沢りえさんが、劇場版アニメ「ぼくらの7日間戦争」(村野佑太監督、12月13日公開)に声優として出演することが9月30日、分かった。アニメでは、約30年後の中山ひとみを演じる。

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 かつて宮沢さんが実写版で演じた中山ひとみは、仲間たちを鼓舞して大人たちに反抗した学級委員というキャラクター。戦車とともに「七日間戦争」のアイコンとなった。

 宮沢さんは「ささやかな出演ですが、中山ひとみ役として参加させていただきました。私のデビュー映画『ぼくらの七日間戦争』が当時見てくださった方の記憶に刻まれたように、時代を超えて新たに息吹を与えられたアニメーション『ぼくらの7日間戦争』も皆さんの心を揺さぶることができますように。ぜひ映画館の大画面でお楽しみください」とコメントしている。

 村野監督は、宮沢さんを起用した理由について「原作でも映画でも、大人たちはインチキなだけではない存在でした。そこには必ず子どもの味方に立ってくれる、大人側の良心を映し出したすてきな女性の姿がありました。かつての映画で中山ひとみを演じられた宮沢りえさんが、まさにそういった役柄で『7日間戦争』に戻って来てはくれないだろうか……それは脚本段階からの一番の関心ごとでした。宮沢さんは、実写とアニメの垣根を越えて、時代を超えて、中山ひとみとしてスクリーンに戻ってきます」と語っている。

 原作「ぼくらの七日間戦争」は、累計発行部数2000万部を超える「ぼくら」シリーズの第1作で、1985年に刊行。

 劇場版アニメは、実写映画で描かれた“七日間戦争”から30年ほどの時が流れた2020年を舞台に“7日間”の冒険が描かれる。いつも一人で本ばかり読んでいる鈴原守、議員である父親の都合で1週間後に東京に引っ越すことになった千代野綾たちが、古い石炭工場を秘密基地に7日間、大人から隠れようとする……というストーリー。人気グループ「DISH//」のメンバーで俳優の北村匠海さんと女優の芳根京子さんが声優としてダブル主演する。

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