名探偵コナン
#1143「乱歩邸殺人事件(後編)」
11月23日(土)放送分
三宅乱丈さんのマンガが原作のテレビアニメ「pet」のスタッフに制作の裏側を聞く連載企画「メインクリエーターズインタビュー」。第1回はアニメを企画したツインエンジンの山本幸治プロデューサーに、今アニメ化に踏み切った理由を聞いた。
あなたにオススメ
来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹” 朝ドラヒロインまで手が届くか
「pet」は、「ぶっせん」「イムリ」などの三宅さんのマンガ。他者の脳内に潜り込み、記憶を操作する能力者たちの愛憎を描いた。アニメは、「夏目友人帳」などの大森貴弘さんが監督を務め、「虐殺器官」などのジェノスタジオが制作する。
「pet」の連載が始まったのは約16年前の2003年。山本プロデューサーは、2010年に放送されたテレビアニメ「海月姫」を制作中、大森監督から薦められ、原作に出会った。ただ、当時はアニメ化に踏み切らなかった。
「当時はソフトが売れるか売れないかが、重要なアニメの成立要件だった。これは売れないよね……という話になった。今は配信の時代になり、配信で通用するはず、今こそやるべき!となり、大森さんに話をしました」
山本プロデューサーは「pet」を「“和製インセプション”のような要素がある」とも話す。配信の時代に、アニメファンに加え、洋画、海外ドラマのファンにアプローチしようとしているようだ。
原作は約16年前の作品ではあるが、古さを感じさせない。むしろ、新鮮にも見える魅力にあふれている。心象風景など独特の表現も魅力だ。アニメでどのように表現されるかが注目される。
「16年前ですが、古さはないですね。さまざまなドラマ、キャラクターの依存関係の深さ、設定の面白さを高次元に実現している。奥行きがあります。感覚的で、アニメならではの表現もできる。いかに心理描写を映像にできるかが大切。伝えるのが難しいですが、大森さんはすごく映画的。大森さんのコンテも最高で、三宅さんからも『最高!』というコメントをいただきました」
アニメを制作するジェノスタジオは、山本プロデューサーが代表を務めるツインエンジングループでもある。山本プロデューサーは「スタジオとしてもチャレンジ」と語る。
「今までのアニメの文脈とは違うこともやっていきたい。大森さんは要求値が高い。スタジオ、ツインエンジンとしてもチャレンジになる。アニメ化した時の“伸び”に期待しています。見た人が驚くような作品になれば」
アニメ「pet」は“伸び”によって、アニメだからこそ実現する表現を見せてくれるはずだ。
インタビュー動画が「pet」の公式サイト、ツイッターでも公開されている。
新刊コミックス情報をお伝えする「今週の新刊」。11月25~30日に発売される主なコミックスは約330タイトル。10月に放送を開始した実写ドラマも話題の「その着せ替え人形は恋をする…
人気アニメ「ガンダム」シリーズの「ガンダム Gのレコンギスタ(G-レコ)」が、テレビアニメ放送10周年を迎えた。「G-レコ」は、「機動戦士ガンダム」誕生35周年記念作品の一つとし…
ゲームやアニメが人気の「Fate」シリーズの特番「Fate Project 大晦日TVスペシャル」が12月31日午後9時半からTOKYO MX、BS11ほかで放送されることが分か…
しげの秀一さんの人気マンガ「頭文字D」の“後継作”が原作のテレビアニメ「MFゴースト」の第20話「決着」が11月17日深夜にTOKYO MXほかで放送される。
アニメ「グレートマジンガー」の玩具「EX三輪車グレートマジンガー」(プレックス)が発売される。価格は1万780円。
2024年11月24日 18:00時点
※TVer内の画面表示と異なる場合があります。