サザエさん:アニメ作品初の橋田賞受賞 「国民的番組」として

アニメ「サザエさん」のビジュアル(C)長谷川町子美術館
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アニメ「サザエさん」のビジュアル(C)長谷川町子美術館

 2019年10月で放送50周年を迎えた人気アニメ「サザエさん」(フジテレビ系)が、脚本家の橋田壽賀子さんが理事を務める「橋田文化財団」主催の第28回橋田賞を受賞したことが3月29日、明らかになった。同賞をアニメ作品が受賞するのは、初となる。

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 「サザエさん」は、「放送開始から50年を迎えた世界で最も長く放映されているテレビアニメ。その時々の季節や世相を良く映し出し、大人も子供も楽しく見られる国民的番組として愛されている」と評価された。

 「サザエさん」は、長谷川町子さんのマンガが原作。1969年10月5日にテレビアニメの放送がスタートした。2013年には、「最も長く放映されているテレビアニメ番組」としてギネス世界記録に認定。2019年には、自らの記録を5年更新し、ギネス世界記録に認定された。

 橋田賞は、日本人の心や人と人の触れ合いを温かく取り上げてきた番組や人に贈られる賞。今回、作品では、「サザエさん」のほか、連続テレビ小説「なつぞら」(NHK)、「ブラタモリ」(同)が受賞した。ほかに、脚本家の山本むつみさん、俳優の松重豊さん、岡田准一さん、橋爪功さんが受賞。橋田賞新人賞は、俳優の田中圭さん、女優の広瀬すずさんが受賞した。

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