対岸の家事~これが、私の生きる道!~
#1 専業主婦は絶滅危惧種…!?
4月1日(火)放送分
ドラマ「おじさんはカワイイものがお好き。」(読売テレビ・日本テレビ系、木曜午後11時59分)に出演する桐山漣さん(35)。眞島秀和さん演じる主人公を一方的にライバル視し、すぐに突っかかる鳴戸渡役を演じている。顔をゆがませ、「ぐぬぬぬ……」と言ったかと思えば、猫なで声で「ネコチャァァン」と大好きな猫を呼ぶ姿も登場。視聴者からは、「桐山漣のクセがすごい」「鳴戸の原作再現度がすごい」などの声が上がっている。鳴戸役を「めちゃめちゃ楽しいです!」と話す桐山さんに、ドラマにかける意気込みや、役者業について聞いた。
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ドラマは、ウェブマンガ誌「COMICポラリス」(フレックスコミックス)で連載中のツトムさんの同名マンガが原作。バツイチで容姿端麗、渋くて紳士的、仕事もできる“イケオジ”の営業部課長・小路三貴(おじ・みつたか、眞島さん)は、犬のキャラクター「パグ太郎」を癒やしとしている。見た目とのギャップがありすぎる秘密を、致命的な機密のように抱えて葛藤しながら生きる小路と、周囲の人間たちのやり取りを描く。
「まずタイトルが『おじさんはカワイイものがお好き。』で、いい年した男たちの不器用ながらも友情を育んでいく作品だなと思っていて。自分もそのおじさんの一人になったんだな~っていうか(笑い)。おじさん役は初めてかな?」と今作への出演が決まったときの思いを話した桐山さん。
桐山さん演じる鳴戸は、小路の隣の課の課長。前髪とメガネで表情が読みづらく、何かと誤解されがちで、周囲から“ワンレンメガネ”と揶揄(やゆ)されている。実は猫が大好きで、猫のおやつを持ち歩いている。休日は“推しニャンコ”を手なずけるため、猫カフェに通うが、あまり懐かれない……という役どころだ。
桐山さんは、「憎まれ役、ライバルを演じさせてもらうことが最近結構多いんですけど、鳴戸ってライバルだとしても、愛され要素のあるライバル。そこがすごくありがたいなというのと、あとはやっぱり思っていることを口に出してしまう小路さんとは真逆の性格なので、そういった対比が作品の中で出てくると面白いんじゃないかなと思って演じていました」と話す。
ドラマを手がける小島祥子プロデューサーは、「(鳴戸は)敵役ってほどでもないですけど、いかに愛せるキャラクターにできるかが肝だと思った」と振り返る。桐山さんの起用理由については、「たぶん桐山さんだったら、すごく面白いキャラクターを作ってくれるだろうなという期待感を込めてお願いして。あとは、単純にワンレンメガネも似合いそうだなって(笑い)」と明かす。
SNSでは、「おじカワの桐山漣くんの役めっちゃ好き」「鳴戸さんの表情が顔芸の域」「桐山漣くんがひたすら最高」といったコメントが並び、視聴者の心をつかんでいる。小島さんは、「期待以上」と喜びを語る。
撮影現場では、桐山さんが全力で振り切ることで、眞島さんらも刺激されて、どんどん振り切っていった部分もあったのだという。小島さんは、「(桐山さんは)面白がって、楽しんで演じてくださった。ご本人も『かっこいいより、面白いと思われたい』とおっしゃっていました(笑い)。『これは絶対モノにしたいと思った』っていうことを言ってくださっていて、すごくうれしかったです」と続ける。
コメディー作品が「大好き」という桐山さんは、「小路さんってわりと面白い部分って心の中に秘めていて、心の声が面白かったりする。鳴戸は思っていることをズバズバ言ってしまうし、嫉妬していたら『嫉妬している』って顔をするし、本能に素直。思っていることに素直だなと思ったので、僕はそういったところをきちんと出ちゃうように心がけて演じましたね。やっぱり鳴戸が振り切らないと!」と話す。
桐山さんは2009年、特撮ドラマ「仮面ライダーW(ダブル)」(テレビ朝日系)で主演を務め、放送終了からちょうど10年。これまでに数々の映画やドラマ、舞台作品に出演してきた。そんな桐山さんが撮影現場で心がけていることとは……。
「自分が表現したいことと、求められていることをきちんと体現してやるということ。『監督がOK出したからいいか』とはしない。『これでいいや』っていうふうにしない」と明かす。また、「自分は選んでいただいてそこにいるから、作品が終わったときに、その感謝をきちんと伝えるようにはしていて……」と続ける。
「新型コロナウイルスで仕事がストップして、2~3カ月ずっと家にいたり、仕事がしたいけどできない、みたいな状況になって。やっぱりそのときに、(役者業は)自分から発信することってしづらいな、選んでいただいて初めて成立する仕事だな(と思った)。『自分、この役やります』って言ってもできない。選んでもらって初めて成立する仕事だから、今回そこについて結構考えるようになりました」と思いを明かす。
そんな役者業について、「めっちゃ楽しい」と話す桐山さんだが、実は20代の後半ごろ、「続けたいのか、どうなんだろうな? というのがちょっとあった」と告白する。
「自分、くさっていたんだな、という時期もあって。取り組み方が変わったのは、28、29歳あたりですかね。『ロストデイズ』(フジテレビ系)というドラマがあって、その作品で改めて魂が入ってきたというか……。そこからお芝居がより楽しくなっていて、気づけば今という感じ」と振り返る。
ドラマ「俺のスカート、どこ行った?」(日本テレビ系、2019年)への出演をきっかけに、コメディー作品の楽しさを知った。「あんまりコメディー作品の経験がなかったんですけど、古田新太さんと共演して。僕は古田さんのななめ後ろくらいにいる副担で、振り回される役だった。この作品がきっかけでコメディーめちゃめちゃ楽しいな~って思うようになって」と笑顔を見せる。
「現場でクスクス(笑い声が)こないのは、見ている人もクスクスこないんだろうなと思うし、そういった意味ではコメディーって一人じゃできないし、課程も大事ですし、相性もあるだろうし。今回の現場でいったら、眞島さんはたくさんしゃべったりしてくれて空気を作ってくれた。すごく大先輩ですけど、しっかりめに突っかかることができた(笑い)」と手応えを明かす。
「鳴戸という役と自分はすごくいいタッグを組めたかなと思う」という桐山さん。最後に、視聴者に向けて「鳴戸は不器用のかたまりなので、あたたかい目で見守っていただきたいなと思います(笑い)」と呼びかけた。
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