あのクズを殴ってやりたいんだ
第6話 走り出したクズと恋
11月12日(火)放送分
俳優の妻夫木聡さんが主演を務めるTBS系「日曜劇場」(日曜午後9時)枠の連続ドラマ「危険なビーナス」で、矢神家の使用人兼執事の無表情な青年・君津光を好演している俳優の結木滉星さん。原作は東野圭吾さんの同名小説(講談社文庫)で、ドラマオリジナルキャラクターの君津を表現するために「試行錯誤」したと語る結木さんに、役作りや演技中の心構え、今後の展開などについて聞いた。
あなたにオススメ
「豊臣兄弟!」では池松壮亮が! 大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る
「危険なビーナス」は、主人公の手島伯朗(妻夫木さん)が、異父弟の失踪事件をきっかけに、異父弟の「妻」を名乗る謎の美女・矢神楓(吉高由里子さん)と共に、矢神家の遺産をめぐる壮大な謎解きに挑んでいく“危険なラブサスペンス”だ。
君津は、ほとんど言葉を発さず、矢神家の面々の後ろに無表情で姿勢良く立っている姿が印象的だ。結木さんは、台本を読んだときに「君津は何者なのかって、自分でも謎に思いました」と述懐。役作りを始めたころは「試行錯誤でした」と明かす。その後、原作にいないキャラだからこそ「多少、自分の色に染められる」と思い、プロデューサーと話し合いを重ね“君津像”を少しずつ作り上げたという。
イメージした役に合わせて「髪を切りました。後ろを少し刈り上げています。ここまで短くするのは人生で初めてです(笑い)」と明かし、演技については「姿勢の良さ、そして落ち着いた雰囲気が出るように気をつけています」と、裏側も語った。
君津は常に無表情で本心を見せようとしないが、結木さん自身は「思ったことが顔に出やすいタイプです(笑い)。君津のようには落ち着いていません。そこは(真逆のタイプなので)演じていて難しいですね」と語り、笑っていた。
結木さんといえば、2018~19年放送の特撮ドラマ「スーパー戦隊」シリーズ「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー(ルパパト)」で熱血キャラの朝加圭一郎(パトレン1号)を演じ、注目を浴びた。
「半沢直樹」シリーズ、「下町ロケット」シリーズといった連続ドラマが放送されたTBS系「日曜劇場」枠に出演するのは今回が初めてで、「戦隊シリーズで僕の名前をたくさん覚えていただけました。『日曜劇場』もさまざまな世代の方が作品を楽しんでくれる枠だと思うので、今後のステップアップになれば良いなと思っています」と、目を輝かせていた。
11月1日放送の第4話では、君津が、矢神家・前当主の康之介(栗田芳宏さん)と後妻との娘で、現当主の康治(栗原英雄さん)の殺害をもくろむ支倉祥子(安蘭けいさん)と男女の関係を持っていることが発覚した。今後の展開については、「君津が矢神家に雇われている理由など、楽しんでいただきたい部分がたくさん出てきます。今後も、ドラマをぜひ楽しんでいただきたいと思います」と、満面の笑みを見せていた。
8日放送の第5話では、祥子、君津、康治の看護師・杏梨(福田麻貴さん)が康治殺害の計画を実行に移す……。今後のストーリーと同時に、君津の“裏の顔”がどう描かれていくのか、注目だ。
ピアニストの小林愛実さんが、11月15日午後1時放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演する。
橋本環奈さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おむすび」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第34回が、11月14日に放送された。同回では、結(橋本さん)の父・聖人(北村有起…
俳優の船越英一郎さんの冠番組「船越英一郎の昭和再生ファクトリー」(BS12 トゥエルビ、木曜午後9時)。11月14日は、「昭和遺産」として世界で唯一のセルロイド人形職人に密着する…
橋本環奈さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おむすび」(総合、月~土曜午前8時ほか)は、第7週「おむすび、恋をする」を放送。11月15日の第35回は……。