俳優の藤原竜也さんが、直木賞作家の佐藤正午さんの同名小説(小学館)を実写化した映画「鳩の撃退法」に主演することが2月25日、明らかになった。原作は、累計発行部数16万部を突破、第6回山田風太郎賞を受賞するなど高い評価を得る一方で、“実写化不可能”とも言われてきたというエンターテインメント小説。藤原さん演じる天才小説家の津田伸一を中心に、小説(ウソ)と現実(ホント)、過去と現在が交錯しながら物語が展開していく。
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映画には、土屋太鳳さん、風間俊介さん、西野七瀬さん、豊川悦司さんらの出演も決定。土屋さんが津田の担当編集・鳥飼なほみ、風間さんが津田と出会った日の夜に失踪するバーのマスター・幸地秀吉、西野さんが津田の行きつけのコーヒーショップの店員・沼本、豊川さんが津田の行方を追う倉田健次郎をそれぞれ演じる。監督はタカハタ秀太さんが務める。8月27日に公開。
約1分間の特報映像も公開。同じシーンに、いるはずのない2人の津田(藤原さん)が登場している様子や、「この男が書いた小説(ウソ)は現実(ホント)になる」というコピーが流れるなどミステリアスな仕上がりとなっている。
藤原さんは「撮影中はどんな映画になるのだろうと想像もつきませんでしたが、完成した映像を見たとき、『こうやって表現するのか!』とタカハタ監督の手腕に驚くと同時に、演じていた僕自身も主人公・津田が仕掛ける現実と小説が入り交じる世界観に引き込まれました。タカハタ組の優秀なスタッフ、豪華な共演者の皆さま、そして全編通してロケをさせていただいた富山県の皆さまに心から感謝したいと思います。今作で演じるのは、天才小説家という役柄になりますが、僕の執筆する小説が観客の皆さまを『鳩の撃退法』の世界に引き込み、巻き込んでいけるか、とても楽しみです」と話している。
原作の佐藤さんは「あちこちに仕掛けがあって、決して単純ではないはずなのに、ストーリーの流れに気持ちよく乗せられてしまう。この映画を見ていると、ウソと本当の境界線がだんだんと消えていって、“どこでもドア”のように、両方の世界を登場人物が自在に行ったり来たりする。見終わってそれが自然に思えるのは、小説でいえばキモの文体、この映画の俳優陣の魅力によるところが大きいのではないでしょうか」と語った。
物語は、かつて直木賞を受賞した作家の津田伸一が、担当編集者の鳥飼なほみに執筆途中の新作小説を読ませていた。津田が富山の小さな街で体験した“ある出来事”を元に書かれた新作に心を躍らせる鳥飼だったが、話を聞けば聞くほど、小説の中だけの話とは思えなくなってしまう。鳥飼は津田の話を頼りに小説が本当にフィクションなのか検証を始めるが、次第に驚愕(がく)の真実が明らかとなっていく……と展開する。
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