女優で歌手の斉藤由貴さんが、4月30日に放送されるBS11の音楽番組「Anison Days」の第198回に登場する。アニソンを生演奏で披露する音楽番組で、斉藤さんは作曲家、編曲家、プロデューサーとして活躍する武部聡志さんと共に登場し、1986年に発売された斉藤さんの5枚目のシングルで、テレビアニメ「めぞん一刻」のオープニングテーマ「悲しみよこんにちは」を披露するほか、劇場版アニメ「コクリコ坂から」の主題歌としても知られる「さよならの夏~コクリコ坂から~」をカバーする。収録を終えた斉藤さんに、名曲「悲しみよこんにちは」、アニメへの思いを聞いた。
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「悲しみよこんにちは」は、斉藤さんにとって特別な楽曲の一つで、今年2月に発売されたセルフカバーアルバム「水響曲」にも収録されている。「それまでミディアム、スローテンポの曲が多く、アップテンポっぽい曲が、食わず嫌いで怖かったんです。だから、私にとってハードルが高い曲でした」と語る。「めぞん一刻」のオープニングテーマとして放送されたことには複雑な思いがあった。
「おこがましいですし、ひどい話なのですが、その時はアニメの主題歌になるのがイヤだったんです。自分の曲と思っていたのに、アニメに連れていかれるんじゃないか……と悲しかったことを覚えています。レコーディングが終わり、できあがった時に、実はアニメの主題歌と聞かされたんです。全然そのつもりじゃなくて。高橋留美子さんは大好きだったんですよ。大好きなのに違う感情が生まれて、混乱したんです」
斉藤さんはアニメが嫌いなのではなく、むしろ好きだった。
「中学時代の愛読書は『アニメージュ』で、それくらいアニメが好きでした。漫研に入っていましたしね。好きな作品はたくさんあるのですが、『ガンダム』が好きでした。シャアの大ファンです。ファーストが一番好きかな?」
「日本のアニメは世界の先頭を走っていて、今のアニメはシャープでエッジが効いた世界観なので、もったりしている私は付いていけないかも」と最近は熱心にアニメを見ているわけではないが、「鬼滅の刃」にハマっているという。
「映画を3回見ましたよ。テレビアニメは3周くらい見ています。マンガも何度も読んで、ハマっています。成長物語ですし、ある意味、オーソドックスじゃないですか。キャラクターがみんな凸凹していて、そこも好きですね」
斉藤さんの姪(めい)は、声優アイドルユニット「i☆Ris(アイリス)」のメンバーの芹澤優さんだ。芹澤さんは「プリパラ」「キラッとプリ☆チャン」「やくならマグカップも」など数々のアニメに出演する人気声優で、姪の活躍を「可愛いですよね。頑張っていることを姉から聞いています。うれしいです」とうれしそうに語っていた。
「Anison Days」は、歌手の森口博子さんがMC、シンガー・ソングライターの酒井ミキオさんがサブMCを務める音楽番組。毎週金曜午後10時に放送。
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