ダンダダン
第7話「優しい世界へ」
11月14日(木)放送分
人気アニメ「ガンダム」シリーズの最新作「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」(村瀬修功監督)が6月11日に公開された。同作は、異形の巨大モビルスーツ(MS)、Ξ(クスィー)ガンダム、ペーネロペーの激しい空中戦が見どころの一つになっている。メカニカルデザインを担当したのは、カトキハジメさん、山根公利さん、中谷誠一さん、玄馬宣彦さんで、いずれもメカのエキスパートだ。異形のMSはどのようにデザインされたのだろうか? 中谷さん、玄馬さんに聞いた。
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「閃光のハサウェイ」は、富野由悠季さんが1989~90年に発表した小説。宇宙世紀0105年を舞台に、第二次ネオ・ジオン戦争で苦い別離を経験したブライト・ノアの息子ハサウェイ・ノアが新型MS・Ξガンダムを駆って、地球連邦政府に反旗を翻す。全3部作。
中谷さんは「機動戦士ガンダム00」「ガンダム Gのレコンギスタ」「コードギアス 反逆のルルーシュ」などに参加。玄馬さんは「機動戦士ガンダムUC」「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」などに参加してきた。二人はメカ作画のエキスパートとして知られている。
「閃光のハサウェイ」の小説は、森木靖泰さんがメカデザインを手がけた。アニメは、カトキさんがプロットデザインを描き、玄馬さんが村瀬監督、カトキさんと意見を交換、集約し、中谷さんがアニメ用に仕上げた。小説のメカデザインは30年以上前に描かれたものではあるが、今見ても魅力的だ。
玄馬さんは、森木さんのデザインの魅力を「現在まで続く『ガンダム』デザインの進化の流れから、少し外れています。今は『これをやったらガンダムじゃない』というものもありますが、そうではない思い切りがあり、大胆なデザインです。僕は森木さんのデザインが大好き。傾(かぶ)いているんですよね」と話し、中谷さんも「華があるし、メカとしてけれんみもあります」とうなずく。
Ξガンダム、ペーネロペーの形状は複雑だ。作画(手描き)で動かすことが難しいこともあり、“映像化不可能”とも言われてきた。中谷さんは「今は整合性が求められるので、それを考えると動かすのが難しい。袈裟(けさ)のようなものが付いているけど、これを動かそうとするとグニャグニャになってしまうかもしれない」と説明する。しかし、作画と3DCGを駆使することで見事に映像化した。
Ξガンダム、ペーネロペーは、これまでにゲーム用としてデザインがリファインされ、フィギュアなどの立体化もされてきた。玄馬さんはアニメ化にあたり「小説、森木さんのデザインをリスペクトした」と話す。Ξガンダムは“脱ガンダム”を目指したという。
「Ξガンダムは作中で“ガンダムもどき”とも呼ばれています。あえてガンダムっぽくしなくてもいいのでは?と提案させていただきました。手が大きく、顔が二つある化け物のようなデザインなんですね。カラーリングについてもディスカッションしました。これまでΞガンダムは、胸が青く塗られているイメージが強いですが、元々の小説の扉絵のイラストは青ではなく、白だったんです。白くしようとしたのですが、なかなか踏ん切りが付かなかった。これまでのイメージもありますしね。そんな中、小説発表当時の版権絵で白く描かれているものをカトキさんが見つけました。そこから、白にすることに決め、赤が目立ち、顔が二つあるようなデザインがより際立ちました」
一方、ペーネロペーが目指したのは「よく見るとガンダム」というデザインだった。
「ペーネロペーはガンダムっぽくないようで、よく見るとガンダムなんです。Ξガンダムは、ガンダムっぽいけど、よく見たらガンダムっぽくない。連邦から見ると、Ξガンダムは偽物で、ペーネロペーが正式に採用されたガンダムになります。だからペーネロペーは“ガンダム顔”になっています。また、Ξガンダムのデザインを小説に寄せたので、ペーネロペーもバランスを考えて、小説に寄せてスカートを大きくしたりして、より怪物感を出しました」
モビルスーツ戦は、作画と3DCGが混在しており、玄馬さんが「作画と3Dを同じ解像度で描かないといけない。メッサーとグスタフ・カールの肉弾戦は作画で、高い解像度に仕上がりました。中谷さんが担当しているΞガンダムとペーネロペーのつばぜり合いをするシーンもすごいです」と話すように、バランスを取りながら、こだわり抜いた。「閃光のハサウェイ」は、エキスパートの技を堪能できるはずだ。
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