鈴木杏奈:「ワッチャプリマジ!」で声優アーティストデビュー 話題の17歳 キラキラを届ける!

「ワッチャプリマジ!」のオープニングテーマ「Dreaming Sound」を担当する鈴木杏奈さん
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「ワッチャプリマジ!」のオープニングテーマ「Dreaming Sound」を担当する鈴木杏奈さん

 人気カラオケ番組「THEカラオケ☆バトル」(テレビ東京系)で“U-18四天王”とも呼ばれる鈴木杏奈さんが、声優アーティストとしてデビューした。 アニメやゲームが人気の「プリティーシリーズ」の新作テレビアニメ「ワッチャプリマジ!」(同)のオープニングテーマ(OP)「Dreaming Sound」を担当し、同曲を収録したデビューシングルが12月1日に発売される。鈴木さんは2003年生まれの17歳で、「プリマジ!」では、心愛れもん役の声優も務める。鈴木さんは、アーティスト、声優になるのが夢だったといい、一気に夢をかなえた。「子供に憧れられる人になりたいです」と力強く語る鈴木さんの素顔に迫る。

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 ◇「THEカラオケ☆バトル」が転機に

 鈴木さんは「THE カラオケ☆バトル」で多数の優勝を果たし、2018年にはオーディション「アニメソングを歌って夢のANIMAX MUSIXのステージで歌おう!」で優勝したことも話題になった。鈴木さんが歌を意識したのは小学1年生の時だった。

 「小学生1年生の時、おじいちゃん、おばあちゃんの影響で演歌を歌うようになりました。人前で初めて歌ったのは、小学2年生で地元のカラオケ大会に出た時です。『上手だね』と褒めていただき、歌うことの楽しさ、誰かに聴いていただく楽しさを知りました。淡い夢として歌手になりたいとは思っていましたが、何よりも歌うことが楽しい!という気持ちが大きかったです」

 小学生の頃から、カラオケ大会、カラオケ番組に出演するなど活躍してきた。演歌を中心に歌ってきたが「THEカラオケ☆バトル」に出演したことが転機となった。

 「小学5年生の時、『THEカラオケ☆バトル』に初めて出演させていただき、スタッフの方に『工藤静香さんの曲とか合うんじゃない?』と言っていたき、山口百恵さん、中森明菜さん、松田聖子さんといった1980年代のアイドルの方の歌を歌うようになりました。それからいろいろな曲を歌うようになったんです。1980年代は、たくさんいい曲があるんですよね。耳に残るメロディーで、聴いていて落ち着きます。歌っていても気持ちいいですし」

 歌手を目指していたが、アニメが好きで声優も目指していた。

 「小学4年生の時、地元の栃木の歌番組に出演させていただいた時に、将来の夢を聞かれて『声優です!』って言っていたんです。ずっとアニメが好きでしたので。『ONE PIECE』はずっと見ていましたし、母の影響で『CLAYMORE(クレイモア)』『ヴァンパイア騎士』も好きでした。中学生の時に見返して、それからどっぷりハマりました。『プリティーリズム』のプリズムストーン(ゲームのアイテム)も集めていたんです。『キラッとプリ☆チャン』のメルティックスターさんも大好きで、普段から聴いていますし、一人カラオケでもよく歌っています」

 ◇「プリマジ!」に涙

 「プリマジ!」は、歌とダンスとファッションで作り上げるエンターテインメント・プリマジに憧れる中学1年生・陽比野まつりが、魔法界からやってきた魔法使いのみゃむからスカウトされ、2人でプリマジのトップを目指す姿を描く。テレビ東京系で毎週日曜午前10時に放送されている。

 鈴木さんは「プリマジ!」でアーティストデビューしただけでなく、アニメで声優に初挑戦した。2019年9月に「IDOL舞SHOW」の百合ヶ丘みさき役で声優デビューしたが、アニメに声優として出演するのは「プリマジ!」が初めてとなった。

 「とにかくうれしかったです。アーティストデビュー、声優のどちらも目標でしたので、うれしすぎて混乱して涙が出てきました」と喜びを爆発させる。OP「Dreaming Sound」では、パワフルな歌声を響かせた。

 「レコーディングでは最初は緊張していて『硬いよ!』と言われましたが、リラックスしたら、楽しくなって、体が自然に動いていました。元気な作品、楽曲ですし、自分も笑顔で明るくなるように、音を立てない程度に元気に歌いました。高音に苦労したところもありましたが、練習を重ねて歌えるようになりました。アニメが放送され、目をウルウルさせてOPを見ました。うれしくて、何度も何度も見ました」

 アニメのアフレコは初めての体験だった。

 「アフレコの方が緊張したかもしれません。初めてで、分からないことばかりでした。初めての日、スタジオの場所を間違えたんです。『遅れたらダメ!』と思って、1時間前に最寄り駅に着き、近くのカフェで待って、30分前にスタジオに行ったら、違う場所でパニクってしまって。近くだったので、よかったです。アフレコは、先輩の皆さんが温かく、助けられています。(チムム役の)引坂理絵さんがいつも優しく教えてくださるんです。優しいお姉さんです」

 鈴木さんが演じる心愛れもんは、人見知りで緊張しがちな中学2年生で「大好きです。最初にメインキャラクターを見た時から、断トツで好きなキャラクターでした。どストライクです! ビジュアルが可愛い! お洋服も黒がベースでゴスロリな感じがたまらないです」と愛を込めて演じている。

 ◇子供に憧れられる人になりたい

 鈴木さんは、憧れていた歌手、声優となり、今度は憧れられる存在になった。「プリティーシリーズ」は子供に大人気ということもあり、「キラキラしていて夢のある作品。私もアニメを見て、こんな子になりたい!と思っていたので、今度は子供に憧れられる人になりたいです」と力を込める。

 「アニメも好きですし、ゲームも好き。いろいろなキャラクターを演じてみたいです。可愛いキャラクターを愛しているので、やっぱり可愛いキャラクターをやってみたいですね。いろいろな方に愛していただける歌手になりたいです。夢はANIMAX MUSIXに出演することです。2018年にオーディションに受かり、ANIMAX MUSIXのオープニングアクトとしてステージに立たせていただいたことがあったんです。すごく大きな会場で、皆さんの熱量を感じました。その経験もあって、アニソンを歌いたい!という強い思いが生まれたんです」

 鈴木さんは17歳とは思えないほどしっかりハキハキと質問に答えるが「普段はもっとフニャっとしています。全然ダメなんです。肉まんが好きで、よく食べています(笑い)」と普通の女子高生らしい素顔も見せる。

 12月12日にはSHIBUYA PLEASURE PLEASURE(東京都渋谷区)でアーティストデビューとバースデーを記念した初の単独トーク&ライブイベントが開催され、12月5日に幕張メッセイベントホール(千葉市美浜区)で開催される「プリティーシリーズ」の「プリパラ」「キラッとプリ☆チャン」「プリマジ!」のライブイベント「プリパラ&キラッとプリ☆チャン&ワッチャプリマジ! Winter Live 2021」にも出演する。

 「『プリティーシリーズ』のライブはこれまでも見させていただき、皆さんがキラキラしている姿に憧れていました。私も作品のイメージを大切にして、キラキラしたオーラをお届けしたいです。緊張しそうですが、落ち着いて歌いたいです。単独トーク&ライブイベントは、鈴木杏奈ってこういう人なんだ!と覚えていただき、皆さんの思い出に残るようなイベントにしたいです」

 12月5日には18歳になり「一日一日を大事にして、いろいろなことをいっぱい吸収していき、もっと引き出しを増やしていきたいです。いい1年にしたいです!」と意気込む。既に歌唱力には定評があるが、まだまだ成長中の鈴木さん。今後のさらなる活躍も期待される。

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