カムカムエヴリバディ:おいでやす小田、持ち前の“キレの良さ”発揮 制作陣も存在感を絶賛「いいアクセントに」

NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で森岡新平を演じるおいでやす小田さん (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で森岡新平を演じるおいでやす小田さん (C)NHK

 女優の上白石萌音さん、深津絵里さん、川栄李奈さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「カムカムエヴリバディ」(総合、月~土曜午前8時ほか)では、第13週(1月24~28日)から舞台が京都に移り、物語が進行。るい(深津さん)や錠一郎(オダギリジョーさん)、ひなた(新津ちせさん)らを取り巻く街の人々も刷新され、物語に彩りを添えている。酒屋のおじさん・森岡新平役で朝ドラデビューを果たしたおいでやす小田さんは、持ち前の“キレの良さ”を発揮し、話題になっている。制作陣に、俳優としての小田さんの魅力などを聞いた。

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 ◇「おいでやす小田の真骨頂」と話題

 小田さんが演じる森岡は、あかね通り商店街の森岡酒店の店主。“キレの良い”トークが持ち味で、ひなたら家族をいつも気にかけている。お店の売り文句は“キレの良い店”で、前掛けにも書かれている。

 小田さんの初登場となった第61回(1月27日放送)では、回転焼き屋「大月」の前を通りがかり、るいから「おいでやす」と声を掛けられて登場し、視聴者の笑いを誘った。また第67回(2月4日放送)では、ひなたと錠一郎が福引で外れを引き続け、最後の1回に挑戦しようとする際、「また白玉だったら、父ちゃん腹を切っておわびするわ」と錠一郎が冗談を言うと、「そない大層なことやない!」と声を荒らげてツッコみ、SNSでは「おいでやす小田の真骨頂」と話題になった。

 良くも悪くも、近所のおじさんという素朴な役柄だが、コミカルなシーンに小田さんが演じる森岡の姿があると、「何かしてくれるのでは?」と期待し、ついつい目が離せなくなるという不思議な魅力がある。

 制作統括を務める堀之内礼二郎チーフプロデューサー(CP)は、小田さんの起用には手応えを感じているといい、「森岡さんは普通に演じたら印象に残りにくい役どころです。だけど、小田さんに演じていただくことで、とてもいいアクセントになるのでは、と考えました。せりふの間や発声が独特で、一言一言のせりふのやり取りが面白く、絶妙だと思います」とその存在感を称賛する。

 小田さんがバラエティー番組などで見せるキレの良さは、演技にも通じるところがあるようで、堀之内CPは「ジョーさんやひなたとのやり取りで、抜群のキレを見せてくださっています」と認めていた。

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