女優の茅島みずきさんが主演を務める連続ドラマ「卒業式に、神谷詩子がいない」（日本テレビ、日曜午後1時45分、関東ローカル）が2月27日、スタートする。高校生の男女6人による青春群像劇で、茅島さんにとっては民放ドラマ初主演作となる。

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　ドラマプロジェクト「Zドラマ」の第1弾で、「Z世代に向けたエール」をコンセプトに、ドラマの世界観をメディアや手法にとらわれず、SNS、楽曲、ライブ配信、映画、舞台などさまざまな形で描き出す。本作では月～土曜日に「かじるドラマ」と名付けた短尺の縦型ショート動画コンテンツを各SNSプラットホームで毎日配信。日曜日に放送する本編ドラマを濃縮した映像などを先行配信する。

　2019年、複雑な家庭環境や中学時代のトラウマから、明るい未来を思い描けずにいた神谷詩子（茅島さん）は、高校入学時に転機を迎える。詩子のダンスをきっかけに意気投合した寺島史也ら6人は自分たちを「ファンファーレ」と名付け、ともに時間を過ごす。一緒にダンスを踊り、夢を語り合いかけがえのない仲間になっていく6人だったが、2022年春の卒業式、高校最後の大切な日に、詩子はいなかった……というストーリー。

　大手スーパーの御曹司で、頭脳明晰（めいせき）な史也を奥平大兼さんが演じるほか、成績優秀でしっかり者の安藤しず香役を田鍋梨々花さん、場を明るくするムードメーカーの工藤健介役を中川大輔さん、複雑な家庭環境で育つが、無邪気で人懐っこい宮田萌役を莉子さん、美意識の高いジェンダーレス男子の小林真斗役を杢代和人さんが務めている。

　脚本は、「リカ」などを手がけた嶋田うれ葉さん、演出は「ハコヅメ～たたかう！交番女子～」などの伊藤彰記さんが担当。主題歌は、シンガー・ソングライターのGuianoさんとバーチャルシンガー・理芽の「舞 feat．理芽」。