テレビ朝日:春の改編は「全年齢層に対応するタイムテーブル構築」 平日深夜帯「20年ぶりの大改革」も

テレビ朝日本社外観
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 テレビ朝日が3月11日、2022年4月からの番組編成を発表した。同局の今回の改編のテーマは、若年層からシニア層まで、全年齢が楽しめるコンテンツを目指す「ハイブリッド戦略」。西新取締役コンテンツ編成局長は「全年齢層に対応するタイムテーブルの構築を目指しました」と発表した。番組改編率は全日帯は11.5%、ゴールデン帯は19.9%、プライム帯は18.2%になった。

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 「20年ぶりの大改革」と取り上げられたのは、平日午後11時以降の深夜帯の改編。月~水曜の午後11時~深夜0時台に新たなバラエティー枠「スーパーバラバラ大作戦」が新設される。2020年10月改編で新設された平日深夜帯の大型バラエティーゾーン「バラバラ大作戦」(月~木曜深夜1時56分~同2時56分、金曜深夜2時20分~同3時)と合わせて、平日深夜帯のバラエティー番組の充実を図る。

 人気番組のリニューアルも発表された。「お願い!ランキング」(月~木曜深夜0時50分)は放送時間を5分繰り上げ、「お願い!ランキング presents そだてれび」(月~木曜深夜0時45分)に生まれ変わる。コンセプトは「育成」で、テレビ朝日社内からのクリエーター発掘や育成を目的とする番組。部署、経験、年齢を問わず社員約1300人を対象に、バラエティー、ドキュメンタリー、ドラマ、アニメなどさまざまなジャンルで企画を募集。若手から中堅社員を中心に寄せられた約300の企画から、社内審査を通過した作品を放送する。

 人気予備校講師の林修さんの冠バラエティー番組「林修の今でしょ!講座」(火曜午後8時)と、中居正広さんの冠情報番組「中居正広のニュースな会」(土曜正午)は、放送時間はそのままに番組名を変更してリニューアル。「林修の今でしょ!講座」は「林修のレッスン!今でしょ」と番組名を変え、食や健康から、歴史、最新カルチャー、時事ネタまで、学ぶテーマの幅を広げる。「中居正広のニュースな会」は、「中居正広のキャスターな会」として、ニュースだけでなく、エンタメなど、さまざまな社会の話題を取り上げていく。

 長寿番組の終了に伴う、後番組についても発表された。3月をもって約27年の歴史に幕を閉じる料理番組「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」(ABCテレビ・テレビ朝日系、月~金曜午後1時半)の後番組として、ミュージシャンのDAIGOさんによる料理番組「DAIGOも台所 ~きょうの献立 何にする?~」がスタートする。

 同じく3月をもって、約48年の歴史に幕を閉じる長寿料理番組「おかずのクッキング」(土曜午前4時55分)の土曜早朝の時間帯。4月からは、ドキュメンタリー番組「テレメンタリー」(日曜午前4時55分)が土曜午前4時50分の枠に移動して放送される。

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