特撮ドラマ「仮面ライダー」の生誕50周年を記念した展覧会「生誕50周年記念 THE仮面ライダー展」で“名古屋スペシャルアンバサダー”を務める、東海エリア発の男性ユニット「BOYS AND MEN」(ボイメン)の小林豊さん。「仮面ライダー鎧武/ガイム」(2013~14年)に仮面ライダーバロン/駆紋戒斗(くもん・かいと)役で出演した小林さんに、同展の見どころ、同作の反響などを聞いた。
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同展では、昭和、平成、令和と三つの時代を通して描かれてきた仮面ライダーの魅力をさまざまな角度から紹介する。「仮面ライダー史上最大級」の展覧会で、3月11日~4月10日に金山南ビル(名古屋市中区)、4月23日~5月15日にJR九州ホール(福岡市博多区)で開催され、東京でも開催を予定している。
スペシャルアンバサダーについて、小林さんは「今まで仮面ライダーを演じてきた人は歴代にたくさんいらっしゃいます。まさか自分を選んでいただけると思っていなかったので、すごくうれしかったです」と語る。
同展の来場者を迎える「ウェルカムエリア」では、「仮面ライダー」(1971~73年)で仮面ライダー1号/本郷猛を演じた俳優の藤岡弘、さんのインタビュー映像が上映される。小林さんは、「藤岡弘、さんのコメント映像を見た瞬間に、こんな素晴らしいものを見られて、来てよかったなと思ったんです。一歩、その世界に踏み込むまでにそう思えたので、それほど仮面ライダーは胸が熱くなるものなんだなと感じました」と振り返る。
さらに同展について、「こんな素晴らしい作品が日本にあるんだな、もっと大切にしていこうと思ってもらえます。自分の“推しライダー”に会いに行くという感覚でもいいですし、子供を連れてくるなどして一歩足を運んでみると、素晴らしい世界が広がっていると思います」とアピールする。
小林さんは、「仮面ライダー鎧武/ガイム」の放送から8年がたった現在でも共演者と仲が良いといい、「今年も、お正月に佐野岳君(仮面ライダー鎧武/葛葉紘汰役)の実家に行って、一緒におせちを食べていました」と明かす。
当時の撮影を振り返り、「佐野岳君と仲が良すぎて、ずっと笑っていたのですが、最後の2人の決戦のシーンだけは、撮影まで別の空間にいて、始まったら泣いちゃうような感じでした。その時、初めてひとりぼっちだったと覚えています。心を整えてから撮影に向かって最後のシーンができあがったので、今でも見返すと、こんなに熱いお芝居ができたんだなと思います。1人のお芝居というより、1人の戒斗として生きられたシーンでした」と語る。
街中で一般人に「戒斗の人ですよね?」と声をかけられることもあるという小林さん。「戒斗という役の名前を覚えてもらえるって一生に何度もあるわけじゃないと思うので、すごくうれしいことです」と話す。
同展では、「仮面ライダー鎧武/ガイム」を含めた仮面ライダーの歴史が楽しめる。小林さんはファンに向けて、「本当に素晴らしい作品に携われたと思っています。アンバサダーだからというわけではなく、仮面ライダーのヒーローの一員として、仮面ライダーの世界を広めていけるようにしっかりと頑張っていきたいなと思いますので、これからも応援してください。そして、ぜひ仮面ライダー展を見に来てもらえたらなと思います」と呼び掛けた。
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