バブル:パルクールに本格的に踏み込んだアクション 荒木哲郎監督のこだわり メーキング映像「アクション編」公開

「バブル」のカラースクリプト資料(C)2022「バブル」製作委員会(C)東みずたまり(ゴキンジョ)
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「バブル」のカラースクリプト資料(C)2022「バブル」製作委員会(C)東みずたまり(ゴキンジョ)

 アニメ「進撃の巨人」などの荒木哲郎監督の劇場版オリジナルアニメ「バブル」(5月13日公開)のメーキング映像「Making of バブル」の第2弾「アクション編」が4月20日、公開された。荒木監督と「君の名は。」「竜とそばかすの姫」などを手がけ、「バブル」の企画・プロデューサーを務める川村元気さんの対談を収録。荒木監督は、同作で描かれるパルクールアクションについて「パルクールは『進撃の巨人』などでも、普段から参考にしていたので、もう一段、本格的に踏み込んで参考にしようと思いました」と話している。東京の街並みをバックにヒビキとウタが描かれたカラースクリプト資料の一部も公開された。

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 同作は、重力が壊れた東京を舞台に描かれるパルクールアクションが見どころの一つとなっており、川村さんは、主人公のヒビキとヒロインのウタが見せるパルクールアクションについて、「アクションの中で恋愛感情が生まれる。体が躍動していく中で、『2人の気持ちが通じ合っていく』という表現ができる監督は、荒木監督以外いないだろうなと思いました」と話している。

 荒木監督はアクションシーンのためにプロのパルクールアーティストであるZENさんに協力を仰いだという。アクションシーン制作に参加したZENさんは、完成された映像を見て「ウタは動物のような自然とその動きが必要だからやっているのに対して、ヒビキはものすごく努力して動きを突き詰めてコントロールしている。そういうベクトルが違うところがすごく上手に表現されていたと思います」とコメントを寄せている。

 メーキング映像では、主人公・ヒビキの声優を務めた志尊淳さんのアフレコシーンもお披露目された。荒木監督は「志尊さんは『体を動かしたほうがよりリアルなお芝居が引き出せる』といって、ひざまずいてみたり、マイクを下に置いてみたりといった、普段のアニメアフレコではやらないような、身体で芝居できるような環境を作ってくれました」と明かした。

 「バブル」は、世界に降り注いだ泡(バブル)により重力が壊れた東京が舞台のアクションアニメ。ビルからビルへ駆け回るパルクールのチームバトルの戦場となった東京で、危険なプレースタイルで注目を集めていたエースのヒビキが、不思議な力を持つ少女・ウタと出会い、2人の出会いが世界を変える真実へとつながる。

 「魔法少女まどか☆マギカ」「Fate/Zero」などの「ニトロプラス」の虚淵玄(うろぶち・げん)さんが脚本を手がけ、「DEATH NOTE(デスノート)」「バクマン。」などの小畑健さんがキャラクターデザイン原案、「機動戦士ガンダムUC」「進撃の巨人」などの澤野弘之さんが音楽を担当する。「甲鉄城のカバネリ」「進撃の巨人」などのWIT STUDIOが制作する。Netflixでも4月28日に全世界配信される。

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