荒川弘さんの人気マンガを実写化した映画2部作「鋼の錬金術師 完結編 復讐(ふくしゅう)者スカー/最後の錬成」(曽利文彦監督)で、キャストのオフショットが6月25日に公開された。エドワード・エルリックを演じた人気グループ「Hey! Say! JUMP」の山田涼介さんと、ウィンリィ・ロックベルを演じた本田翼さんが、笑顔でカメラにピースを向けている。
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2人の強い絆を収めた本編映像も公開された。「復讐者スカー」からは、銃を手にしたウィンリィが、両親を殺したスカー(新田真剣佑さん)に敵を討とうとするができずに終わり、涙をこぼしながら崩れ落ちるシーン。ウィンリィにオートメイル(機械鎧)を仕立ててもらっているエドは、「撃たないでくれ、頼むから」「お前はさ、リゼンブールで手足の不自由なたくさんの患者を診てるだろ。俺にだって立ち上がるための手と足をくれただろ。お前の手は、人を殺す手じゃない。人を生かす手だ」と諭す。
「最後の錬成」からは、人類に危機が迫る中、エドがウィンリィの身を案じて外国へ逃げるよう伝えるシーン。エドは危機を防ごうとするが、「万が一ってことが……」と顔を曇らせる。それを見たウィンリィは「万が一なんてないの!」とエドに信頼を寄せ、彼を勇気づける。
「鋼の錬金術師」は、「月刊少年ガンガン」(スクウェア・エニックス)で2001~10年に連載された。錬金術が科学のように発達した世界を舞台に、エドワード・エルリックとアルフォンス・エルリックの兄弟が、失った体を取り戻すため「賢者の石」を探す旅に出る……というストーリー。アニメ化もされ人気を博した。2017年には1作目の実写映画が公開された。
新作は、マンガ「鋼の錬金術師」の連載20周年を記念した新プロジェクトとして公開された。2部作の前編となる「復讐者スカー」は、“傷の男(スカー)”を中心とした物語。かつて国軍によって滅ぼされたイシュヴァールの民の復讐のために、すべての国家錬金術師の抹殺を誓うスカーが、エドと相対することになる。後編「最後の錬成」は、ホムンクルスたちの生みの親“お父様”(内野聖陽さん)との戦い、その後のエドとアル(水石亜飛夢さん)、仲間たちの物語が展開し、原作の最終話までを描く。
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