松本潤さん主演の2023年NHK大河ドラマ「どうする家康」に、女優の北川景子さんがお市の方役で出演することが7月13日、明らかになった。北川さんは、天璋院篤姫を演じた「西郷(せご)どん」(2018年)以来、5年ぶり2作目の大河ドラマで、松本さんとは今回が初共演となる。「よく番組でご一緒していたので初めてという感じがしませんが、初めて共演します」とコメントしている。
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お市の方は信長の妹。織田と徳川が盟約を結ぶのをきっかけに、家康と数奇な運命をともにすることになる。近江・浅井家に嫁ぐものの、兄・信長のせいで乱世の渦に巻き込まれる。そして彼女が生んだ三人娘もまた、家康の生涯に大きくかかわることに……。
“信長・秀吉・家康をつなぐ運命の女”お市の方について、北川さんは「戦国の乱世で家系の存続のため、家族を守るため、自分の命を全うした人物です」との印象で、「家のためとか家系のためと言うとそこには自分の意志とか尊厳がないように聞こえますが、私はそうではなかったと思っています。戦国に生きた武将、そしてその家族たちにとって家系の存続は何よりも重要なことであり、そのために自分がどう役に立てるのか、ということをお市の方は常に考えていて、その生き方に誇りを持っていたと思います。何のために生きて、どんな死に方をするか。冷静に判断できる聡明さと、強さ、家族に対する愛、家の誇りを表現していきたいです」と語った。
改めて、初共演の松本さんについては、「主演でありながらも現場の進行や共演者への気遣いを常に絶やさない方でした」と明かし、「先は長いので、温存しつつ、現場周りのことは私たち周りに頼ってください」とお願いしていた。
「どうする家康」は一人の弱き少年が、乱世を終わらせた奇跡と希望の物語で、ドラマ「リーガルハイ」「コンフィデンスマンJP」などの古沢良太さんが脚本を担当。新たな視点で、誰もが知る歴史上の人物・徳川家康の生涯を描く、スピード感あふれる波瀾(はらん)万丈のエンターテインメント作となる。
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