海に眠るダイヤモンド
最終話前編(9話) あの夜
12月22日(日)放送分
黒島結菜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ちむどんどん」(NHK総合、月~土曜午前8時ほか)第74回が7月21日に放送され、ヒロイン一家の母・比嘉優子(仲間由紀恵さん)のバックボーンが明らかになった。視聴者からは「だから優子さんは人を許すんだな。あんだけ優しいんだな」「だから優子さんは二ー二ーには甘かったんだね。 やっと分かった」といった声が次々と上がった。
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同回では、沖縄のお盆の最終日「ウークイ」に、暢子(黒島さん)たち4兄妹は、母の優子から、初めて亡き父・賢三(大森南朋さん)とのなれ初めなど、過去のいきさつを聞いて……と展開した。
戦争で家族を失い、天涯孤独になった優子。戦後、知り合いだった賢三と“運命の再会”を果たし、結ばれた。しかし、胸の中で幼くして亡くなった弟の秀夫や、見つかっていない両親や姉のことを思い出しては涙する日々を送ってきた。「ウチだけこんなして食べていていいのか、生きていていいのか……。終わってないわけ。ウチの戦争は。いつまでたっても……」と苦しい胸の内を語る。
優子はそんなつらい思いを経験したことから、子供たちには「亡くなった人たちの分まで、あんたたちには幸せになってほしい」と願ってきた。しかし、自分と同じように家族を失うつらい思いはさせまいと頑張ってきたが、賢三が病で早世してしまう。
「絶対に家族を亡くすような思いをさせないはずだったのに……」というと、「賢三さんが無理をしていることに気付いてあげられなかった。ごめんね、みんなの大好きなお父ちゃんを守ってあげられなくて。ごめんなさい……」と涙を流しながら、何度も謝る。
子供たちは口々に「それは違う」「誰もそんなふうには思ってない! お母ちゃんのせいじゃないさ」となぐさめる。暢子は「ウチたちは絶対に幸せになる! だからウチたちに謝ることなんて何もない」と、4人で優子を抱きしめた。
SNSでは「あかん……自分の親が小さくなってなんども謝る姿、たまらん……」「優子さんの涙に胸が締め付けられました」「優子さんの言葉には涙ポロポロ」「涙が止まらない」といった声が次々と上がった。
また、「優子さんの過剰なまでの周囲への優しさや寛容さは、亡くしてしまった、守れなかった家族への贖罪(しょくざい)の気持ちからだった」「優子さんの自分の食べ物やなんでも人に分け与える所を賢三さんがかばっていたのは、こういう体験からだったんだなぁ」「大切な弟秀夫と愛する賢三さんの名を取った賢秀ニーニー。優子さんがニーニーに優しすぎたのがやっと分かった」といったコメントも並んでいた。
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