ダンダダン
第7話「優しい世界へ」
11月14日(木)放送分
アニメなどが人気の「ラブライブ!」シリーズの初となるミュージカル「スクールアイドルミュージカル」が12月10日、新国立劇場 中劇場(東京都渋谷区)で開幕した。公演に先駆けて行われた会見に、椿咲花(つばきさくはな)女子高校と滝桜(たきざくら)女学院の生徒を演じるキャスト10人が出席し、意気込みを語った。
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同公演は、岸本功喜さんが脚本、演出、小島良太さんが作曲、編曲を手がける完全オリジナルの新作ミュージカル。兵庫の椿咲花女子高校、大阪の滝桜女学院が舞台の青春学園ドラマで、ブランド化に成功した滝桜女学院と、昔ながらの椿咲花女子高校という対立する2校の理事長の娘2人が、アイドル活動を通じて出会う……というストーリー。
椿咲花女子高校の椿ルリカを演じる堀内まり菜さんは、役柄について「私が演じる椿ルリカちゃんは、楽しいとか、ワクワクすることに対して、いちずで真っすぐな性格をしています。今回のお話の中では、滝桜女学院の滝沢アンズちゃんが転校してくるのですが、ルリカちゃんが強い衝撃を受けるシーンがあります。このシーンは演じていても一番パワーが高ぶる瞬間なので、ぜひルリカちゃんの爆発するエネルギーを感じてもらえたらうれしいです」とコメント。
「椿マドカ理事長役の蒼乃夕妃さんは、芝居のけいこの中でも自分では気付けなかったことや、お芝居で大事なことをたくさん教えてくださって、舞台袖でも優しく見守ってくださっているし、滝沢キョウカ理事長役の岡村さやかさんも舞台裏でペンライトを振って応援してくださっているので、たくさん支えていただいているんだなと思っています」と思いを明かし、「ルリカが『アイドル部をつくりたい!』とマドカ理事長に告白するシーンが本当にすてきなので、そのシーンはぜひ見逃さずに見ていただきたいです」と見どころを語った。
滝桜女学院の滝沢アンズを演じる関根優那さんは「私が演じる滝桜女学院の理事長の娘のアンズちゃんは、アイドル部のセンターを務めていまして、昔から歌ったり踊ったりすることが大好きな女の子です。今回のお話の中では、私が椿咲花女子高校に転校して、みんなとどう関わって物語が進んでいくのかが注目ポイントです。私は唯一2校の中に入っていける役なので、けいこ場でもそれぞれの雰囲気を体感できたと思います。滝桜はとにかく元気で、常に誰かがノンストップで話しているイメージで、椿咲花のみんなはおしとやかな校風でもあるんですが、それぞれ個性が強くてみんな天然でツッコミ役がいないな……という印象です(笑い)」とコメント。
「この『スクールアイドルミュージカル』は、ラブライブ!シリーズ初のミュージカル作品となっていまして、2校の理事長である娘が出会うことでどう変化が生まれていって、どうみんなが成長していくかというところが見どころです。もちろんミュージカルなので、たくさん歌ったり踊ったりしているところも見どころになっていると思います。一人一人が全力でこの作品に挑んでいて、皆さんに喜んでいただけるか、そして、この『スクールアイドルミュージカル』をもっともっと好きになっていただけるかを考えながらたくさん練習してきたので、ぜひその姿を生で体感していただきたいなと思います」と話している。
初日のカーテンコールでは、キャストがテーマソング「未完成ドリーム!」などを歌うライブパートも披露された。ライブパートでは、観客がペンライトを使用して応援することもできる。
「スクールアイドルミュージカル」は12月15日まで新国立劇場 中劇場で上演され、2023年1月25~29日に梅田芸術劇場 メインホール(大阪市北区)で上演される。
ユズハちゃんはルリカちゃんの幼なじみで、本当に真面目という感じの子なんですけれど、運動音痴っていう意外な一面があって、所々「どうした!? ユズハちゃん!?」というポイントがあります。そういうところがユズハちゃんの可愛いところだと思っています。私たち(椿咲花のキャスト)は普段舞台をやっているという感じのメンバーではないので、滝桜のみんなのおけいこを初めて見た時に、差がすごすぎて恐れおののいていました。でも、そのおかげで学校ごとに温度差が出ないように頑張ろうと思えました。
私が演じるユキノちゃんは本当にルリカちゃんのことが大好きで、ルリカちゃんが何かやると言い出したら、「私もついていきます!」って言ってしまう子です。学力は学年1位ですごく頭のいい子なんですが、ルリカちゃんとの掛け合いのところは先まで頭を回転させられていない感じがして可愛いです。ルリカちゃんとアイドル部をやりますと頑張っているシーンがあるんですが、「どうした~?」というシーンがあり見どころかなと思います。けいこが始まったばかりの頃、みんな人見知りなので笑うシーンでも笑いが起きず、“笑いを伝染させよう”というワークショップをやったのですが、佐藤美波ちゃんは最後まで笑わせられなくてすごく難しかったです。でも、けいこが進むにつれて関係も深まってきて、自然と笑えるようになりました。
ヒカルちゃんはバスケ部に所属している活発な女の子です。性格はサバサバしていて、ツッコミ担当なので素早くあらゆるツッコミをボケの三笠マーヤちゃんとしていて、そこが見どころです。メンバーの中で結構趣味が似ている子が多くて、休憩中には焼き芋やチーズなどを食べていました。みんな人見知りでなじむのに時間がかかったんですが、なじんだらみんな勢いがすごくて楽屋がうるさいくらいにぎやかでした。毎回のけいこを楽しみながら初日を迎えられたので、このチームで良かったなと思います。
(三笠マーヤは)すごく可愛い子で、アニメやアイドルが大好きでお勉強ができない天然なところがある元気な女の子です。後半に進むにつれて“三笠マーヤ革命”を起こしていくんです! ヒカルちゃんとのボケとツッコミの関係性や……いっぱいあるんですけれど、たまに良いことを言うところとか……とにかく全部です!! ぜひ応援していただけたらうれしいです。私は音符が読めなかったり、振り覚えがあまり良くないのですが、みんながフォローしてくれて救われました。みんな優しくて良いメンバーです。
ミスズちゃんは滝桜女学院のアイドル部の部長ということで、みんなをまとめている感じの子なんですけれど、センターのアンズとは違った面でアイドル部に対して思うところがありながら活動している子です。そういう部分があるからこそ、高校生らしさも感じていただけるのかなと思います。おけいこでは、滝桜女学院はストイックな校風ということもあり、序盤は滝桜女学院キャストの間で厳しめの雰囲気が出すぎていました。なので、話し合いを重ね、スクールアイドルがテーマということでキラキラ感を忘れないように演じました。
私が演じるトアは、滝桜の5人の中では唯一の1年生で、ストイックなメンバーの中に入っていても思ったことをちゃんと発言する性格です。アンズ先輩に憧れてこの学校に来ました。アンズ先輩の心の動きや先輩たちの気持ちを受け、とにかく元気にアイドル活動をしている女の子です。仲間であり、ライバルでもあるというところが見どころです。2年生と1年生で違いはあるけれど、舞台上で演じる時間以外でも、けいこ場や帰り道で、役者同士でそれぞれのキャラクターについて客観的に話をして、役柄とのシンクロ率を上げられたら良いなと思います。
レナちゃんはすごく寡黙な子で、一つ一つのせりふがキーポイントになる女の子です。ただ、すごく笑い上戸でダジャレが好きということと、少し抜けている部分があるんですが、ダンスだけは誰にも負けないという気持ちを持っています。2校の色がそれぞれあるのはもちろん、理事長同士のやりとりや対立がすごく面白いポイントになっていると思うので、ぜひ劇場で見ていただきたいです。私自身は初舞台なので、いろいろ不安な部分がありますが、ほかのメンバーがフォローしてくれたり、たくさんアドバイスをくれるので、無事レナちゃんを演じられていると思います。
サヤカちゃんはアンズちゃんとレナちゃんのクラスメイトです。結構プライドが高くて、センターの座を狙っています。自分勝手で思ったことをすぐ言ってしまったり、みんながびっくりする発言をしがちだったり、集団行動が苦手だったりするのですが、1人の時間が多いからこそサヤカちゃんと見つめ合う時間があって、実は仲間をとても思っている子だと思います。サヤカちゃんは海外のオーラを放っていて、大きなオーラや大胆な振る舞いが見どころだったりします。真剣なけいこ中にサヤカちゃんの癖が出てしまい、みんなを笑わせてしまったりして迷惑をかけてしまいましたが、それもけいこの良い思い出です。
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