放課後カルテ
第7話 お前が学校に来ようが来まいがどうでもいい
11月23日(土)放送分
1980~90年代に人気を集めた北条司さんのマンガ「シティーハンター」が日本で実写ドラマ化され、2024年にNetflixで配信されることが明らかになった。同作は、これまで香港、韓国、仏で実写化されているが、日本で実写化されるのは初めて。俳優の鈴木亮平さんが、主人公・冴羽リョウを演じる。映画「キサラギ」「累-かさね-」などの佐藤祐市さんが監督を務め、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」などの大友良英さんが音楽を担当する。鈴木さんが冴羽リョウに扮(ふん)したビジュアルも公開された。
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実写ドラマの舞台は現代の新宿で、キャラクター設定もアップデートされる。冴羽リョウの衣装は、アニメ版のジャケットではなく、原作のロングコートを採用し、ステンカラーからタイロッケンコートに変更する。冴羽リョウが愛用のコルト・パイソン357マグナムを手に、新宿の夜景をバックにたたずむビジュアルが公開された。
鈴木さんは「北条司先生が生み出したこの珠玉の名作を、そして数え切れないほどのファンに愛される冴羽リョウというキャラクターを皆様からお預かりさせていただくことに、非常に大きな責任を感じると共に、緊張に打ち震えております。やらせていただくと決めた以上、これまでに培った経験の全てを注ぎ込み、誠心誠意向き合わせていただく所存です。大きな愛情と責任を持って、大切にお預かりさせていただきます」とコメント。
「どうすればファンの皆様に、そして原作を知らない世代の方にも『シティーハンター』の世界を一番良い形で楽しんでいただけるのか。どうすればこの令和の新宿に、冴羽リョウという男を現実の人物として召喚できるのか。虚構とリアル、80年代と2020年代、そのバランスを日々考え続けながら現場に立っています。あのクールで、ロマンチックで、おバカで、もっこりで、そして最高に格好良いシティーハンターの世界を、大切に大切に、皆様にお届けしたいと思っております」と意気込みを語っている。
原作者の北条さんは「構想約10年(笑い)、ようやくクランクインしました。実写化するなら『シティーハンター』好きの方にやってもらいたいなとずっと思っていた中、鈴木亮平さんが冴羽リョウ役をやられるという企画をいただきました。それから長い時間がかかりましたが、亮平さんの情熱が絶えなかったおかげでようやくこの日を迎えることができました。撮影も見学させてもらいましたが、現場が和気あいあいととても楽しそうで、撮影も細部まで妥協がなく素晴らしかったです。いい役者さんたちとスタッフに関わっていただけていることを感じて、とても楽しみになりました。語弊があるかもしれませんが、マンガ的な表現にこだわらず、映画的なリアルな面白さを追求してもらえたらうれしいです」とコメントを寄せている。
佐藤監督は「どこで聞いたのか?定かではありませんが鈴木亮平くんが『シティーハンター』の大ファンだった。というのは結構前から知っていました。もしかしたら、直接ご本人に聞いたのかもしれません。スタッフ、キャストに助けられながら、すてきな『アクション(もっこり)エンターテイメント』を目指してみんなと共に突き進んで行きたいと思っています。お楽しみに」と話している。
Netflixの高橋信一エクゼクティブ・プロデューサーは「以前、鈴木亮平さんとご一緒した作品を通して彼の作品にかける情熱と献身性に魅入られ『またいつかご一緒したい』と強く思っていました。原作、アニメーションを通して、リョウと香たちの物語を追いかけ続けてきた者として、亮平さんが冴羽リョウ役を演じ、『現代の新宿をリョウたちが疾走する背景にはどんな大騒動があるのだろう?』と想像するだけで興奮が隠せません。全世界で愛される『シティーハンター』の原作の魅力を引き出し、さらに見たことのない実写化を佐藤監督、キャスト・スタッフの皆様と目指していきます」と語っている。
「シティーハンター」は、1985年にマンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載が始まったマンガ。東京・新宿で、裏社会ナンバーワンの始末屋(スイーパー)冴羽リョウの活躍が描かれた。コミックスの累計発行部数は約5000万部。1987~99年にテレビアニメが放送されたほか、3作の劇場版アニメが製作された。
2018年には仏実写映画「シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション」が公開された。2019年に約29年ぶりとなる劇場版アニメ「劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>」が公開され、累計興行収入が15億円を突破するなどヒットしたことも話題になった。新作劇場版アニメ「劇場版シティーハンター」が2023年に公開される。
監督:佐藤祐市▽エグゼクティブ・プロデューサー:高橋信一▽プロデューサー:三瓶慶介、押田興将▽脚本:三嶋龍朗▽音楽:大友良英▽撮影監督:清久素延▽照明:浜田研一▽録音:田辺正晴▽美術:小坂健太郎▽装飾:小林宙央▽衣装デザイン:小川久美子、坂上秀平▽ヘアメークディレクション:酒井啓介▽メーク:塩谷英里▽アクション監督:谷本峰▽スクリプター:藤島理恵▽ロケーションマネージャー:武石宏登
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