薬屋のひとりごと
第13話 外廷勤務
12月27日(金)放送分
岩本ナオさんの人気マンガが原作の劇場版アニメ「金の国 水の国」(渡邉こと乃監督、2023年1月27日公開)のキャラクターPV「金の国・サーラ篇」「水の国・ナランバヤル篇」が公開された。ダブル(W)主人公のサーラとナランバヤルの魅力や見どころを凝縮した映像で、金の国の“イケメン”左大臣・サラディーンを演じる神谷浩史さんがナレーションを担当する。
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同作は、敵対する二つの国で、金の国の姫・サーラと水の国の青年・ナランバヤルが偶然出会い、国の未来のために夫婦役を演じているうちに恋に落ちる……というストーリー。俳優の浜辺美波さんがサーラ、賀来賢人さんがナランバヤルの声優を務める。
「金の国・サーラ篇」は、砂漠が広がり、水以外何でも手に入る裕福な商業国家・金の国の第93王女・サーラの魅力に迫る。サーラは、いつでも笑顔を絶やさない穏やかな性格ながら、たくさんの姉王女たちに引け目を感じており、「自分が美しいと思ったことなんて、今まで一度もないのだから」と何事もあきらめがちだった。しかし、敵対する水の国のナランバヤルと出会い、心が少しずつ変化する。やがて、サーラは、国の未来をも左右する大きな決断を迫られることになり、不器用ながら、王女らしく活躍することになる。思わず応援したくなるようなヒロイン像が、サーラの魅力になっている。
渡邉こと乃監督は、サーラについて「若干あきらめた心があるんですけど、精神的にずぶといところもあるキャラクターではあるので、そこは大事にして、彼女の心に刺さっているトゲを所々に出しつつ、中盤でそれが顕著になる感じにしようと思いました」と、演出の意図を明かしている。
「水の国・ナランバヤル篇」は、豊かな緑と水に恵まれながら貧しい国家・水の国に暮らす、貧しい建築士・ナランバヤルの魅力に迫る。お調子者ながら家族思いの優しい青年であるナランバヤルが、国の思惑に巻き込まれ、サーラと“偽りの夫婦”を演じることになる。「何事も平和が一番」とほほ笑むサーラに心を射抜かれたナランバヤルは、サーラのために水資源が枯渇している金の国を助けたいと思うようになる。やがて、ナランバヤルは、敵対する2国の国交を開くため、覚悟を決めて命を懸けた行動に出る。適当そうに見えても決める時はしっかり決める行動力が、ナランバヤルの魅力になっている。
渡邉監督は、ナランバヤルについて「口が達者で頭の回転も速いところがクローズアップされやすいんですけど、気持ちの根幹には優しさがあって、サーラのことを思って行動してくれる。彼自身にも夢があって、それを実現させようとしているので、主体性を持たせて描こうと思いました」とキャラクターに込めた思いを明かしている。
「金の国 水の国」は、ガイドブック「このマンガがすごい!2017」(宝島社)のオンナ編で1位に選ばれた岩本さんのファンタジーマンガ。2014年に「月刊flowers」(小学館)に読み切りが掲載され、2016年にコミックスが発売された。アニメは、「BTOOOM!」などの渡邉さんが監督を務め、「プリティーリズム・レインボーライブ」「HUGっと!プリキュア」などの坪田文さんが脚本を担当する。「サマーウォーズ」などのマッドハウスが制作する。
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