進撃の巨人:ミュージカル開幕 巨人との戦い表現 “エレン”岡宮来夢「全身全霊で」

「進撃の巨人」のミュージカル「『進撃の巨人』-the Musical-」(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」-the Musical-製作委員会
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「進撃の巨人」のミュージカル「『進撃の巨人』-the Musical-」(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」-the Musical-製作委員会

 諫山創さんの人気マンガ「進撃の巨人」のミュージカル「『進撃の巨人』-the Musical-」が1月7日、オリックス劇場(大阪市西区)で開幕した。アナログな演劇的手法、最新テクノロジーやギミックによって、巨人の脅威に立ち向かう人間の戦いを表現した。

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 主人公のエレン・イェーガー役の岡宮来夢さんは「原作を読ませていただき、突然日常を奪われた壁の中の人類が懸命にもがき現状を打開しようとする姿が、僕には輝かしく格好よく美しく見えました。そして今の僕にも重なりました。元気をもらいました。何かに立ち向かっていく勇気を与えてくれる、心を奮い立たせてくれる、そんな作品になっていると思います! 『進撃の巨人』-the Musical-いよいよ開幕いたします!! 2023年、皆さんにとって素晴らしい年になるよう、カンパニー一丸となって全身全霊で挑みます! ぜひ劇場で! 配信で! お待ちしています!!」とコメントを寄せている。

 演出を担当する植木豪さんは「壁に閉ざされた世界から自由を求めて戦うエレンたちの姿はどこか、世界中に襲い掛かっている困難な状況に立ち向かう我々の今の姿と重ねられ、この作品からとても力をもらっているような気がしております。今回、巨人への恐怖をさまざまな演出で表現させていただき、劇場ならではの『進撃の巨人』の世界をミュージカルとして、キャスト、スタッフの皆様と全力で描かせていただました。『進撃の巨人』を愛する全ての皆様に応援していただけるよう、カンパニー全員で向き合っていこうと思います。ぜひ、劇場や配信にて楽しんでいただければ幸いです」と話している。

 担当編集の講談社の川窪慎太郎さんは「マンガを作る時、一番大事にしているのは『家に帰ればみんな主人公』ということです。出番の長さにかかわらず、全員が自分の人生を生きる主人公である。僕は担当編集者として、そういう気持ちで『進撃の巨人』に関わってきました。そして、この舞台には登場する全員に等しく光り輝く瞬間があります。唯一無二の瞬間です。舞台はマンガと違って、物として残り続けるものではありません。どうか、その瞬間を目に焼き付けてください」と語っている。

 ミュージカルは、舞台「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」などの植木さんが演出を担当し、舞台「xxxHOLiC」などの畑雅文さんが脚本を手がける。ラッパーのKEN THE 390(ケン・ザ・サンキューマル)さんが音楽監督を務め、ミュージカル「テニスの王子様」第4シーズン、ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」などの三浦香さんが作詞を担当する。高月彩良さんがミカサ役、小西詠斗さんがアルミン役、松田凌さんがリヴァイ役、大野拓朗さんがエルヴィン役として出演する。

 オリックス劇場で9日まで上映。日本青年館ホール(東京都新宿区)でも14~24日に上演されるほか、動画配信サービス「DMM TV」で配信する。

 「進撃の巨人」は、圧倒的な力を持つ巨人たちを相手に人類が絶望的な戦いを挑む姿を描いたマンガ。諫山さんのデビュー作で、2009年9月に「別冊少年マガジン」(講談社)の創刊タイトルとして連載をスタートし、2021年4月に最終回を迎えた。

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