3月5日にスタートするスーパー戦隊シリーズの新作「王様戦隊キングオージャー」(テレビ朝日系、日曜午前9時半)の制作発表会見が2月14日にYouTubeなどで配信され、俳優の佳久創さんが、“黒”ハチオージャー/カグラギ・ディボウスキを演じることが分かった。
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佳久さんは1990年10月28日生まれの32歳。愛知県出身。芸能事務所「アクロスエンタテインメント」所属。父はプロ野球・中日ドラゴンズで活躍した名投手・郭源治さん。2012年に7人制ラグビー日本代表メンバーに選出された経歴を持つ元ラグビー選手で、明治大学を卒業後、トヨタ自動車ヴェルブリッツに入団。トップリーグで活躍を期待されるもケガが原因で引退、その後芸能活動を始め、2019年放送のTBS系日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」で話題となった。数々のドラマに出演しており、昨年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では弁慶を好演した。
演じるのは農業の国「トウフ」の殿様。とても利己的で、自国の平和を守るためなら汚い手を使うことをいとわない腹黒な男。人たらし。ニコニコしながらウソをつく。ハチオージャーに「王鎧武装」して戦う。
佳久さんは幼少期、「五星戦隊ダイレンジャー」(1993~94年)のファンだったといい、「VHSですり切れるほど見ていました!」と笑顔。「今年で33歳になるのですが、まさか33歳でスーパー戦隊シリーズに選ばれるとは思っていなかったので、出演が決まったときはうれしかったです!」と喜んだ。
スーパー戦隊シリーズの戦士(声優除く)に30代のキャストがいるのは、放送中の「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」(同)のキジブラザー/雉野つよし役の鈴木浩文さん(発表時33歳)に続き、2作連続。「ドンブラザーズのキジブラザーに続いて30代のバトンを受け継ぎました。今回の作品も、30代のバトンがこれからも続いていけるようなすごい作品にしていきたいです」とも意気込んだ。
カグラギについては「自国の民を思うがあまり、ヒーローとして大丈夫なのって行動を起こしたりするのですが、そういう部分も回を重ねるごとに愛されていくキャラクターなんじゃないかと思うので、楽しんでいただけたら」とアピールした。
「王様戦隊キングオージャー」はスーパー戦隊シリーズの第47作。チキューを治める各国の王たちが戦士となり、昆虫型機械生命体「シュゴッド」と共に、平和を脅かす地帝国・バグナラクと戦う物語。脚本は、特撮ドラマ「仮面ライダーゼロワン」(テレビ朝日系、2019~20年)の第23、24話や、連続ドラマ「真犯人フラグ」(日本テレビ系、2021~22年)などを手掛けてきた高野水登(たかの・みなと)さんが担当。監督は、スーパー戦隊シリーズ「騎士竜戦隊リュウソウジャー」(2019~20年)などを手掛けてきた上堀内佳寿也(かみほりうち・かずや)さんが務める。
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