シンガー・ソングライターの秦基博さんの新曲「イカロス」が2月1日、配信リリースされた。テーマは“喪失”で、そこから新たに生まれた三つの物語(映像作品)が映画「イカロス 片羽の街」として、秦さんの最新ライブ映像とともに「U-NEXT」で配信されている。映画について、「三つとも物語の導入から帰結まで、それぞれが違う切り口の作品で、自分の曲から、どう発想したら、こういう物語が生まれるのかと驚きましたし、どの作品においても、景色や光の切り取り方が美しいなと思いました」と語る秦さんが、「イカロス」の制作エピソードなどを語った。
ウナギノボリ
「光る君へ」より昔! 最も古い時代の大河ドラマは? 1976年「風と雲と虹と」のあらすじ
「イカロス」について、最初にメロディーが生まれたのは「おととし(2021年)の秋ごろ」だったといい、「じっくりと自分の中で熟成させながら最終的に形にした曲」でもあるという。
“喪失”をテーマにした理由については、「大きなきっかけというのはないですが、メロディーやサウンドから曲を作るので、そのメロディーの世界観から生まれたテーマではあると思うし、日々の中で感じたものが湧き上がって形になった」と明かす。
タイトルの「イカロス」は、楽曲「勇気一つを友にして」のモチーフとしても有名なギリシャ神話に出てくる若者の名前。「勇気一つを友にして」でも歌われているようにイカロスは、ロウで固めた翼を使い、空へと飛び立つも、太陽に近づきすぎたことでロウが溶け、翼を失い、命を落とす……。
秦さんは、「イカロス」を曲タイトルに選んだ理由について、「空に憧れて、上を目指せば目指すほど、自分の持っている羽は溶けていく、求めるほどに、届かないというイカロスの姿や、そこにある悲しみや矛盾が“喪失”というテーマにもつながった」と説明。改めて、完成した楽曲について、「聴く方の経験や情景と結びつくような、そんな曲になってくれたらと思います」と話す。
そんな「イカロス」にインスピレーションを受け制作された「トイレのハナコ」(児山隆監督)、「豚知気人生」(枝優花監督)、「十年と永遠」(中川龍太郎監督)で構成される映画「イカロス 片羽の街」についても、「『イカロス』から生み出された新たな三つの世界に浸っていただけたら」とアピールした。
秦さん自身の今後に目を向ければ、「イカロス」も収録したアルバム「Paint Like a Child」を3月22日にリリースし、ツアーも予定している。
「『Paint Like a Child』はより自由に、自分の欲求に従って表現できたらと思って作ったアルバム。それを引っ提げてのツアーもあるので、楽しみにしています」と期待を口にした。
草なぎ剛さんが主演を務める映画「碁盤斬り」(白石和彌監督)が5月17日に公開される。囲碁をめぐる人情話として人気のある落語「柳田格之進」をベースにした本格時代劇で、「ワンカットワ…
人気デュオ「KinKi Kids」の堂本剛さんが、今年10月公開の映画「まる」で主演を務めることが分かった。堂本さんは1997年公開の「金田一少年の事件簿 上海魚人伝説」以来、約…
アイドルグループ「乃木坂46」の元メンバーの高山一実さんと西野七瀬さんが、高山さんの小説家デビュー作が原作の劇場版アニメ「トラペジウム」(篠原正寛監督、5月10日公開)に声優とし…
中村光さんのギャグマンガ「聖(セイント)☆おにいさん」が実写映画化され、「聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメンVS悪魔軍団~」のタイトルで12月20日から全国公開され…
5月7日に発表された3~5日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)によると、人気アニメ「名探偵コナン」の劇場版最新作となる第27作「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちし…