女優の杏さんが、俳優の山崎賢人さん主演の映画「キングダム 運命の炎」(7月28日公開、佐藤信介監督)に出演することが3月16日、明らかになった。キーパーソンの紫夏(しか)を演じる杏さんは、「紫夏はエイ政の人生に大きな影響を与えた重要な存在です。このエピソードが映像化されるというのは原作ファンとしても、とてもうれしいです」とコメントしている。
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杏さんが演じる紫夏は、趙国で憎悪と暴力を受けていた後の秦王・エイ政を助ける闇商人で、劇中で馬術や剣、矢を用いた戦闘シーンも披露する。産後初めて映画館に観に行った映画がキングダム第1作だったという杏さんは、「数年ぶりの映画館で高揚しながら見たキングダムは、大好きなマンガの世界がまさにそのまま目の前に写しだされた、迫力あるものでした。もし続編があるなら出れたらなあ、なんて思っていたら、まさか紫夏という役をいただけるとは思いませんでした」とコメントしている。
「キングダム」は、2006年からマンガ誌「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中の原泰久さんの人気歴史マンガ。中国の春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍を目指す信や、後に「秦の始皇帝」となる秦王・エイ政たちの活躍を描く。実写映画は第1作が2019年に公開、続編の「キングダム2 遥かなる大地へ」は2022年に公開され、興行収入はシリーズ累計で100億円を突破した。
第3作「キングダム 運命の炎」で描かれる「馬陽の戦い」は、北方で大きな力を誇る隣国・趙が秦に突如攻め入ってきたことから、侵略を迎え撃つべく信と王騎が初めて同じ戦場に立つという展開。第3作で同じく描かれる「紫夏編」は、政の知られざる過去を描いた話で、いずれも作品を代表する人気エピソードとして知られている。
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